5月14日15日の2日間、三重県の鈴鹿で
アチーブメント全日本F3選手権が開催された。東日本大震災の影響で、スケジュールの変更などがあったが、まずは無事に開催されて、大変嬉しく思っている。
今回の開催は、全日本フォーミュラーニッポンの開催と重なったが大変嬉しかったのは、昨年のアチーブメント全日本F3選手権でトロフィーを渡した選手がフォーミュラー・ニッポンに参戦し、確実に成長してくれていることである。
その中でも、ACHIEVEMENT byKCMG のドライバーとして
2009年から応援をした
アレキサンドレ・インペラトーリ選手は、ルーキーとして
今年のフォーミュラー・ニッポンに参戦しており、
彼の今後の活躍に心から期待ししている。
また、今回F3とフォーミュラーニッポンの
両方のチーム監督を務めている土居氏と、レース場で話をしたが、こうして何名ものドライバーと係わっていると、
ただスピードが速いだけでドライバーとして用いられるのではなくて、やはり、
人としての「人間力」というものが大変重要だということを
会話の中で、お互いが再確認ができたことは嬉しく思う。
長期的に活躍していくドライバーは、やはり、人として
人間力を兼ね備えているという一言につきる。
応援したくなるようなパーソナリティーを持っている選手と、
ただ速ければよいというような自分の能力におごりを持っているような、そういう選手とでは、当然周りの協力体制も変わっていくことであろう。
レースの世界では、勝敗を分けるその成績の前に、
生き方の勝敗があるような気がしてならない。
人として成長し、多くの人の力を借りることができるような
ドライバーに成長してもらえることを、
全日本F3選手権に参加しているドライバーの皆さんに、
心から期待している。
これからのレーススケジュールとしては、
6月11~12日、および7月16日~17日の両日程とも、
冨士スピードウェイにて続々と開催されていく予定だ。
是非、皆さんの中でモータースポーツに関心のある方は
一緒にレース場で選手の応援を、楽しめれば嬉しく思います。