昨日はNPO法人かものはしプロジェクト共同代表である村田早耶香さんが尋ねてきてくれた。
以前に、わたしのブログでも紹介したことがあるが、
特定非営利活動法人かものはしプロジェクトは、
カンボジアの貧困がもたらす児童買春や臓器売買といった、
究極の児童虐待の問題に取り組んでいる団体である。
今、こうしている時にも、家族を支えるために、
明日食べるものの為に、11歳、12歳といった若い子供が身体を売られている。
「私が働かなくちゃ・・・」
“本当は、こんなことはしたくない。”
“本当は、学校に行きたい。”
そう心に抱きつつ、仕方なく身体を売られている子供たちが、
今、世界に数百万人いると言われている。
この現状を少しでも改善すべく、
村田さんをはじめ、多くのボランティア団体の活動が功を奏し、
カンボジアでは確実に児童買春の問題は少なくなってきているということである。
子供を売らせないための活動として、
親に仕事を提供する『コミュニティーファクトリー事業』と、
売られそうな子供を保護する『個人支援事業』、
そして、子供を買わせないための活動として、
買う人間を取り締まるための『警察訓練支援』を
今まで行ってきたということである。
そして村田さんをはじめ、メンバーの皆さんは、
インド、ベトナム、バングラデッシュ、タイへと
活動の幅を更に広げていこうとしている。
「人生の目的が変われば、人生の質が変わる。」
私は常にそう思って活動してきたが、
私自身の人生の究極の目的は、この世の中に選択理論を広め、
自分に出会う全ての人々の基本的欲求充足のサポートを行い、
いじめ差別の無い明るい社会を実現することである。
村田さんの活動も、
自分に出会う人を幸せにしていこうという活動であり
この活動は、私もこれから支援していきたいと考えている。
昨日、村田さんとお話させていただく中で、ふと思い出した。
以前、教会の牧師がクリスマスにこんなことを言っていた。
『クリスマスというのは、皆が楽しく幸せで、
街全体がジングルベルの鐘の音が鳴り響く時に、
その裏で、誰からも見向きもされず、
最も悲しい思いをしている人がいることを忘れてはならない』
この牧師が言っているように、また、
村田さんが実際に活動を行っているように、
自分が幸せであることに目を向けるのではなく、
自分に縁ある人が幸せであるということに、
少しでもその方向に、人の心が使われていけば、
この社会はもっともっと良い社会になっていくと思う。
私も若い村田さんの志に少しでも協力をしていきたと、
考えた今朝のミーティングであった。
最後に、村田早耶香さんの著書
「いくつもの壁にぶつかりながら」を、是非皆さんにお勧めします。
一度の人生、二度無い人生。
最終的に棺桶に入る時に、
本当に悔いのない人生をまっとうできたと言える人生を、
お互いに追求していきましょう。