今朝、25年前に私の厳しい営業特訓を受けてくれた、市本貴志さんが訪ねてきてくれた。
市本さんは、来年、奈良県天理市で
市議会議員として立候補されるそうだ。
今年、47歳になった市本さんは、私のところに修行に来ていた時は当時まだ21歳。
独立前の会社の社長から「売れる人財になるよう営業教育をしてくれないか?」
と10名程の若者を預かり、営業特訓を行ったが、その中の一人が市本さんだった。
私も31歳前後だったが、若い彼らに毎朝7時から3時間を超える営業トレーニングを実施し、
何がなんでも売れる人間に育てると必死に教育した記憶がある。
市本さんは営業経験が無かったため、ゼロからの営業教育だった。
飛び込み営業の仕方、電話のかけ方から始まり、
毎朝、毎朝、3時間のトレーニングを3ヶ月間続けた。
その経験が活かされたのか数年後、市本さんは、ある呉服会社の営業職1400名の中で
トップセールスを経験するまでに至ったということである。
そして、その後20年間、県や市の議員秘書として働き、
其後、国会議員の公設秘書としても国会議員に3年間仕え、そして今回、地域への貢献を胸に、
来春、満を持して市議会議員に立候補するということである。
市本さんは、一言でいえば、「誠実」と「努力の人」である。
「誠実さを補うスキルはない」と常日頃から私は言っているが、
彼の人柄を見ると、一歩ずつ小さな事を積み上げて、人に尽くした結果、
周りの人から用いられて、いよいよ議員の道が開かれたということであろう。
彼は地元で、議員の秘書のまとめ役として、議員秘書の幹事長を務めたこともあるとお聞きしたが、
これも、彼の人望ゆえのことであろうと考えている。
今日は朝から、旧知の友が訪ねて来てくれ、嬉しい報告を聞かせてくれた。
21歳から47歳までの彼の人生を思い
本当によくやったと思う。
よく私は「人生は出逢いで決まる」と言っているが、
彼との出逢いは私にとっても
生涯忘れられない大切な出逢いである。