私はよく行動が早いと言われるが、それは、目的目標が明確であり、
そこに判断基準を置いているため、即実行できると考えている。
多くの人と接してきて、頭の中で考えている時間が長く、
行動レベルで示すまでに時間がかかる、という人が多々見受けられる。
仕事とは、行動レベルで示すことだ。
研修の中で私がよく使う言葉に、
「曖昧な思考からは曖昧な結果しか生まれない」というものがある。
思考が行動を左右し、行動が現象を左右するのである。
では、明確な思考はどこからくるのか。
それには脳にどれだけ情報を入れるか、
経験、そして、どこを目指すかによって変わる。
先日、【アチーブメント全日本F3選手権】の開催時に
私は、F3とジュニアカテゴリーにある、
FCJ(フォーミュラ・チャレンジ・ジャパン)の
ドライバーたちの勉強会を担当させていただいた。
そこで私が伝えたのは、FCJの時からF1を目指しているか
ということである。
FCJに乗れて喜んでいる人と、
F1のレベルを目指してFCJにいる人とでは全く違う。
『ここまで来れたからもう十分』と思った時点で
成長は止まってしまう。
私は若い頃、ブリタニカに所属していた際、
尊敬する上司から「時を越えたライバルになれ!」と言われ
火がついた。
それから仕事の長さで勝って、量で勝って、密度で勝つことを
意識してきた。
能力ではわからないが、
少なくとも仕事に対する姿勢では負けない、
そんな取り組みをしてきた。
その姿勢は会社を創業してからも
私の基本姿勢として変わったことはない。
そして23年間経過して今日がある。
出来る人と出来ない人の違いは、
”核となる仕事に対する責任感の違い”だと考えている。
核となる仕事に集中し、仲間の見本になる人間になることを意識すると、
必ず姿勢は変わり、その結果として成果も変わるだろう。
素晴らしい姿勢で仕事に取り組んでくれている、一人ひとりの社員に感謝感謝の毎日である。
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