昨晩は、湘南美容グループ代表の相川佳之氏の書籍【究極の「三方良し」経営】の出版を記念して、相川さんと私のダブル講師でオンラインセミナーを行いました。
第一部の相川さんの講演は、私も学ぶことが沢山ありました。相川さんは原理原則に素直に生きている、信念の経営者です。本のタイトルでもある、「三方良し」を徹底的に実践している方です。知っていることと、実際にやれていることでは天と地ほどの差があります。素直であることは成功者の共通項です。
昔、私が「経営の目的は縁ある人の幸せである」と、ある経営者の方に言ったところ、「青木君、そんなことを言っていたら会社は潰れるよ。経営の目的は利潤の追求だと経営学にはあるんだ。」とたしなめられたことがあります。
ですが、事実として、その方の経営する会社は今は存在していません。
近江商人の商い精神である「三方良し」はご存知の方も多いと思います。対顧客、対社員、対社会にとって三方が幸せになる経営です。経営の目的は「縁ある人を幸せにすること」だと私は考えます。
利益は目的ではなく、結果です。
経営者の考え方がそのまま会社の仕組みを作ります。効率を追うと短期的な繁栄しかありません。顧客・社員・社会の求めるものを考え、効果性を追求して経営をすることが大切です。
相川さんが創業した当時の美容業界は、決まった値段もなく、非常に閉鎖的な世界で、富裕層の方だけがサービスを受けられるような状況だったそうです。その敷居を下げて、誰でも利用することができ、支払う2倍以上の価値が得られるサービスを提供していたのが湘南美容グループです。常に提供する価値が、お客様が支払う対価を上回っていたからこそ、顧客満足を得ることができ、業界で日本一になったわけです。
手前味噌ですが、我々アチーブメントの研修も同じです。業界唯一の3年で6回の再受講システムやコンサルタントによる無料のフォローアップシステム、そして教材プログラムも売りっぱなしで終わるのではなく、購入者向けのフォローアップセミナーを行うなど、徹底的な顧客フォローでお客様の技術習得を支援してきました。満足したお客様からご紹介が出て、発展してきました。私が28年間毎月連続700回開催をしてきました、『頂点への道』講座スタンダードコースは87.5%の人がご紹介で受講してくれました。
もし、お客様に価値を提供することを追求するのではなく、少しでも多くの儲けを得ることを考えていたり、自社の社員を安く使うことを考えているとするならば、その会社の未来は危ういでしょう。
経営者の健全な価値観が全ての源です。そして価値観に共鳴共感した人材が入社し、共通の目的を目指す強い組織が出来上がるのです。そうすれば長期的繁栄は間違いありません。
これからも、縁ある人の幸せに貢献する「三方良し」経営を貫いていきます。