誠実な人と知力のある人と実行力のある人の3人のうち、このブログを読んでくださっている方々は、
どの人をパートナーとして選択するだろうか?
おそらく迷わず誠実な人が選ばれるだろう。
不誠実だけれども、知力も実行力もある人と組んだら、いつかは必ず痛い目を見ることが予想できるからである。
しかし、知力や実行力は魅力がある。
この人と仕事をしたら成功できるのではないかと思えるほどの高いレベルの能力を持っている人と
過去沢山会ってきた。
そして様々な良い経験、将来につながる痛みを伴う経験を積み重ねて今日がある。
知力と実行力のある人には大きな魅力がある。
しかし、私は目先の能力よりも真に信頼、信用できる人間と仕事をすることを優先して来た。
今年で23年目を迎えたアチーブメント株式会社は、本社と子会社合わせて現在約100名の社員がいるが、
一人ひとりの社員を観察して最終的に私がパートナーとして選ぶ人は能力があるのは当たり前だが、
その上に人間的に信頼、信用できる人物である。
決して仲間や顧客を裏切らない人間力が成功の土台である。
この誠実さは何にも替えがたいものだ。
辞書で誠実をひも解いてみると、「実直さ」、「正直」、「偽りがなく、まじめなこと」「真心が感じられるさま」
「私利私欲をまじえず、真心をもって人や物事に対すること」「正しく、真実である・こと(さま)」とある。
誠実さを貫くことは決して簡単なことではない。
私も若いころは不誠実な人間といわれてもおかしくない人間だったと思う。
物事の判断基準が自己中心的で大変傲慢で我儘な一面もあったと思う。
今でもまだそのようなところは残っているかもしれないが、私なりに必死に努力はしてきたしこれからも努力はしていく。
今振り返ると”その努力と、成功や幸せは連動してきた”と思う。
最近、若い人と話をする機会が多くなり、この誠実さを伝えることの難しさを感じる時がある。
”大切にするものを大切にしたい”
理念の具現化に対する姿勢こそが経営者の誠実さが最も現れるところだと考えているが、
無形の精神的な価値観から有形の経済的な豊かさが生み出されるということは、体験しなければわからない
深い話だと思う。
このブログを読んでくださっている若い方々には、目先の損得ではなく、相手の立場を重んじ、
「与えてから、与えられる」という成功の原理原則を信じて、自分と自分に縁ある人々の為に
成功と貢献の人生を生きて頂きたい。
ふと、人の生き方を見て”人生の成功と失敗を分ける誠実さ”について考えることが多くなってきた今日この頃である。
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