経営を経営経験の無い人間から学び、更に赤字を拡大している経営者がいる。
「社長は営業してはならない」
「社長は現場に出てはならない」
「社長は社員の言うことに耳を貸してはならない」
等々のもっともらしい教えに従って赤字を出している。
これは愚かでしか無い。
31年前、社員5名で創業したばかりの時に私は誰よりも営業し、
現場で汗を流し、社員の衆知を集めて働いて来た。
学問として経営学を学ぶことは過去の英知に学ぶことであり、大いに結構なことだと思う。
しかし、それですべてを知った気になり、
まして「経営ができる」と思い込むことは、「虚の世界」である。
「○○学」では経営は出来ない。
経営は実学である。
実学では「全ての答えは現場にある」と考える。
経営は経営者から学ぶのが一番。
それもうまくいっている経営者の実から学ぶのが一番ためになる。
同時に、それが最も確実で効果的とも言えるだろう。
実績のある経営者には、必ず成功の原因が存在している。
中小企業の経営者は、「価値ある商品」を自らの管理下でつくり、
「営業とマーケティング」を自ら指揮し、「人事」も掌握することが大切だとあえて言いたい。
もちろん常に現場の中に答えがあるので、
顧客視点で現場をよりよく改善していくのは当たり前のことである。
その会社にあった経営のやり方があり、抑えなければならない共通点は当然ある。
私は「実」の世界でこれからも生きていく。
特に、経営者の皆さんには、
経営経験の無いどんな立派な高学歴の経営コンサルタントの書籍よりも、
松下幸之助翁の著書『実践経営哲学』をお勧めしたい。