経営者は一流の経営者から学ぶのが一番

昨日の夜は、衆議院副議長の横路孝弘氏を囲み、
衆議院副議長公邸での食事会に参加させていただいた。

私の友人で、キャリアバンク株式会社 代表取締役の
佐藤良雄氏の声がけで、佐藤さんを含む経営者が10名程集まり、
楽しい語らいの一時を持つことが出来た。
東証一部上場の株式会社ニトリの似鳥昭雄社長、
NHKのザ・プロフェッショナルにも出演し、リゾート地域の再生で
今注目を集めている、株式会社星野リゾートの星野佳路社長他、
各界で活躍している一流の人達が集まる、楽しい会であった。
数名を除いて、初めてお目にかかった方が多かったが、皆すぐに打ち解けて楽しい語らいの時となった。
成功している経営者の共通点は皆、自分の仕事に誇りを持ち、それぞれの分野で実績を積み上げているので、
比較は起きない。
成功している人達は、明るく積極的で、皆おおらかで、それぞれの分野に専門知識を持ち、
卓越した問題解決能力を持っている。
良い出逢いになった。
人脈は財産である。
佐藤さんは、私の中学時代の1学年上の先輩にあたる。
経営者としても一人の人間としても尊敬に値する先輩である。
今回の食事会は、私にとって大変意味のある多くの学びをさせていただく機会となった。
特に星野リゾートの星野佳路社長のお話を伺って、まさにビジネスの成功は着眼点であると納得した。
さらには、社会のニーズに対していかにより良いサービスを提供していくかということが大切であり、
私達は日常生活の中で、様々な慣習や、また、一人ひとりが置かれている状況の中で、
ある意味で枠内思考といわれるような、自分自身がたぶんこうだろうという枠組みの中で生きているということである。
私も自分なりに、常にこの枠組みは拡張して生きてきたつもりであるが、
自分の中にもまだまだ、その枠内思考があるということに気付いた。
星野社長のお話の中で、日本の旅館、リゾート施設の実稼動日数は100日であって、265日はほとんど動いていない、
そしてその100日がゴールデンウィークや休日に集中しており、特にゴールデンウィークなどの大型連休では、
交通渋滞や、予約が取りづらい等も含め、様々な面で非効率的なことが、その一時に集中するがゆえに起こる。
海外に目を向けてみると、ヨーロッパの国の中には、ゴールデンウィークを分けて取っている国があるそうだ。
フランス、ドイツ、フィンランドなどは地域ごとにゴールデンウィークを分けていると。
これは全く私の発想にはなかった。
星野社長は、国内のゴールデンウィークのその平準化対策として、たとえばゴールデンウィークの地区別の取得を
考えて提案されていた。
国内を8つの地域に分けてゴールデンウィークを取得すれば、5月1日~6月30日まで需要が平準化する。
このアイディアには驚いた。
たとえば、関東で言えば、埼玉県のゴールデンウィークは5月の第一週。
神奈川県のゴールデンウィークは5月の第二週。
千葉県のゴールデンウィークは5月の第三週。
東京のA区のゴールデンウィークは5月の第四週。
という風にした方が良いと。
本当にこの発想には驚いた。
つまりは発想の転換、さらには仕組みの改善、まさに根本的な発想の転換が問題解決の鍵であるということである。
今現在、昼食も12時~13時というのは誰が決めたわけでもない。
飲食店もやはりこの時間に非常に集中すると。
確かにそうだ。
これも製造業中心の事業形態の中からそうなったのではないかということだが、例えば、食事を摂るにしても、
様々な休憩の制度にしても、ちょっとした工夫によっていくらでも効率が上がるというお話しの中には、
本当に大きな説得力を感じた次第である。
いつもながら良い人との交わりは大きな刺激になると共に、自分の経営に対するヒントも沢山与えられた次第である。
持つべきものは友なりと昔から言うが、私にとって、キャリアバンクの佐藤良雄社長は、本当に大切な友人の一人である。
佐藤さんに心から感謝申し上げたい。
良い情報との出逢いは人生を根本から変えるときがある。
これは生き方だけではなく、経営や様々なものに反映していくと考えられる。
これからも私自身、人に良い影響を与えられる生き方を追求して行きたいと考えている。

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