今日レッドクリフⅡを鑑賞した。
この映画を見て思ったことだが戦には大義が必要であるということ。
私欲で起こした戦は負けるということ。
戦は武力ももちろん必要だが、それを上回る知があるということ。
中国の三国志、”赤壁の戦い”では、圧倒的な武力を誇る丞相・曹操に対して、知の諸葛孔明と大義を持って結束力に勝る呉の孫権と劉備玄徳の同盟軍が勝った。
戦と経営も相通じるものがある。
小さな会社が成功する上で大切なことは、経営者と企業幹部の真のリーダーシップと知恵である。
若い頃、米国を代表する啓蒙家、ロバート・H・シュラー博士に
「お金が無いのが問題ではない、アイデアがないことが問題である。お金は偉大なアイデアに流れ込む」ということを教えて頂いたが、小さい会社ほど経営者の知恵と全社員の結束が必要だ。
大企業に勝ためには、差別化、区分化、専門化された特別な技術とサービス、そして顧客ニーズに応える小回りの利くきめの細かい顧客第一主義の仕事が求められる。
「出来る、出来ない」ではなく、「やります」「必ず期待に応えます」という顧客への仕事上のコミットメントが勝負を決する。
小さな会社が大発展し天下をとっていく為のヒントがレッドクリフⅡには多々あった。
映画も観方によっては経営の勉強となる。
良い映画を観ることが出来た。
余談だが、今回の映画の中では劉備玄徳にそれほど魅力を感じなかった。
弱い武将は魅力がない。
武将としての魅力は武術に秀でて、人望があり、戦略戦術の策に優れ、健全な仁義をもった人物である。
強さは大きな魅力であるが、それが全てではない。
強さと知恵と運と人徳を兼ね備えた人物が本物の勝利者になる。
良い学びであった。
明日からの経営に学んだことを活かしていきたい。
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