「主体性のある組織型人財に、
会社という自己実現の舞台を提供し、
その人財の物心共に豊かな人生の実現を全力で支援する。」
これが私が大切にしている経営のポイントである。
経営者は、付加価値の高い優れた商品・サービスの確立や、
販売、営業、マーケティングの仕組みの整備。
社員一人ひとりを最大限に活かすために、適材適所を心がけ、
職場から一切の恐れや強制を排除し、
社員一人ひとりが内発的動機付けで働ける職場環境を提供することが重要だ。
そうすれば、「人は育ち、経営は必ず上手くいく」
というのが30年の経験で確信を持って伝えられることである。
また、自己観照し、自分の器にあった適正経営を貫くことも必要である。
「隣の芝生は青く見える」と昔から言うが、
自信や確信がないと他者と比較したり、目的目標を見失い、
目先の損得で右往左往することになる。
そうではなく、自分の理想とする組織を具現化していくことが
経営の醍醐味であり面白さである。
そして、自分の考える理想の組織体を継承してくれる人間をとことん大切にし、
人事を強化し、優秀な人財を採用し、世のため人のためになる事業を追求する。
日夜、「私が経営で心がけていることは何か」聞かれれば、これらが回答の一つになるだろう。
中小企業経営は規模ではなく、「質の追求」が最も重要である。
大きくすることばかり考えていると、大切なことを見失い、破滅、破綻する。
大切な人、大切なことを全うする人生を、ともに選択していきましょう。