昨日は、朝、参議院会館で参議院議員の木俣佳丈氏の紹介で
郁文館夢学園、常務理事の石田勝紀さんにお目にかかった。
この人は教育に人生をかけている。
私は、営業教育や社会人を対象にした目標達成能力開発には
それなりのノウハウやスキルを持っていると自負しているが、
子供教育に関しては、現時点ではこの方の足元にも及ばない
と思った。
人間は“一つの道を極めること”に尽きる。
本物は一つのことを追求しているものだ。
後日時間をとってお目にかかりたいと思っている。
夜は、私が代表世話役を務めるインターナショナルVIPクラブ
六本木オーナーズを、フェリーチェ高輪台店にて開催した。
毎回、多彩なゲストをお迎えし開催しているが、今回の講師は、
20年来のお付き合いとなる、青柳泉氏にお願いした。
青柳さんに初めてお目にかかった時は、今とは違う会社で
他のお仕事をされていたのだが、今では大出世され、
カラオケのビックエコーと聞けば、日本中知らない人はいない程
有名な企業である、株式会社第一興商の専務取締役をされて
いらっしゃる。
昨日は
『熾烈(しれつ)なカラオケ業界の中で、地の塩 世の光として生きる』
をテーマにお話いただいた。
カラオケは老若男女のニーズを満たす、年齢に関係なく楽しめる
娯楽の一つである。
青柳さんは、世代を越えて楽しめる歌を通して、全国民の笑顔に
出会うことを喜びとしてお仕事をされて来られた。
1990年6月に入社した際は、東京支店への配属から始まり、
翌年4月には副支店長に任命され、その後、松戸支店、
大阪支店と転勤を繰り返し、昨年4月より本社の専務取締役に
就任されたのだが、青柳さんの誠実さが今のポジションを
創り上げて来られたのだと納得した。
青柳さんが支店長に就任された際にまず行った事は、
社員一人ひとりの結婚記念日を聞きだし、花束にメッセージを
添えて結婚記念日のお祝いを贈られていたのだ。
カラオケ業界は夜遅くまで仕事をすることが多いため、
支えてくださるご家族にも感謝の気持ちを伝えたいという
思いから行ったそうだが、ご家族に喜ばれただけではなく、
社員自身のモチベーションアップにもつながり、当然の結果として、
業績は伸びるわけである。
昨年、専務取締役に抜擢された理由も『公平だから』だという。
これも誠実なお人柄が生み出した結果だと思った。
青柳さんが行動の指針にされている聖書の言葉で、
マタイ5章13節から
『あなたがたは、地の塩です。もし塩が塩けをなくしたら、
何によって塩けをつけるのでしょう。もう何の役にも立たず、
外に捨てられて、人々に踏みつけられるだけです。』
『あなたがたは、世界の光です。
山の上にある町は隠れることができません。』
『またあかりをつけて、それを枡の下に置くものはありません。
燭台の上に置きます。
そうすれば、家にいる人々を全部照らします。』
と、ありますが、塩には塩の役割があり、光には光の役割が
あるのと同じように、人にはそれぞれ自分の役割があり、
それぞれが自分の役割に生きること。
また、その役割に忠実にあたること。
という、とてもシンプルで重要なことを学ばせていただいた。
参加者の皆さんも大変満足された素晴らしい会だった。
次回の開催は未定だが、今後も素晴らしい上質な会にしていきたいと思っている。
私にも、様々な役割があるが、どれも忠実に誠実に全うできる人生を歩んで生きたいと思っている。
人生すべてが感謝である。