ナンバーワンという言葉が好きである。
私もこれまでのキャリアの中では、セールスマン時代には最も売れる人間を目指し、
マネジャー時代にもマネジメントに最も長けた人間を目指し、
そしてトレーナーとしては担当した企業・組織が最も成果が出ている状態を目指し、
実際に評価を得てきた。
しかしナンバーワンを目指す過程で注意すべきことは他者との比較ではなく、
常に自分の理想に対してイノベーションを図っていくことである。
例えばアチーブメントという会社は世界最高峰の人材教育コンサルティング会社を目指している。
私が目指す経営と言うのは、端的に言えば人を幸せにする経営であり、
全社員が自分や会社やお客様に誇りを持てる経営であり、
更には縁ある人々を物心ともに豊かな人生に導いていける経営である。
「あり方」を土台に置き、その上に「やり方」を積み上げながら、
成功の方法論の研究を重ね、最終的には「達成」という形で付加価値を生み出していく。
更に選択理論を基に、最も人間関係が良く、最も内発的動機付け脈々と受け継がれていく組織を目指している。
このナンバーワンを目指す中に比較や勝ち負けといった概念は一切ない。
私にとって社員は唯一無二のオンリーワンな存在である。
自分の中に内在する”理想”に向かって日々向上していって欲しい。
問題の本質を環境に置いている間は、問題の解決は難しいだろう。
今置かれた環境で全力を尽くし、その道で徹底的に自分を高めることで、
自分自身にしか持ちえない強みや独自性が見えてくるはずだ。
縦軸のパフォーマンスと横軸のリレーションの双方が融合された”右斜め45度の上質”を追求しながら、
唯一無二のオンリーワンでナンバーワンな組織を目指していきたい。