昨日、出版チームと26冊目の著書になる「人間尊重の組織運営」について打ち合わせを行った。
今回のタイトルには思い入れがある。
21年前「選択理論」を世に広めようと思ったのは、弊社の最高顧問であるウィリアムグラッサーの言葉で「あらゆる不幸の本質にあるのは不満足な人間関係である」という言葉に触れたからである。
確かにそのとおりである。
子どもの頃から私が求めていたものは“関わり合い”である。
誰かが私を心に留め想ってくれている、また愛されている。
私も誰かを愛しその人を想っているという純粋な心。
また自分自身もその人から愛され、想われているという確信。
こういった深い関わり合いが人間には必要不可欠であるということだ。
心の平安は深いレベルの信頼や関わりから得られるものが一番大きい。
現代社会の抱えている犯罪の根底には人々の不幸感がある。
不幸だから問題行動を選択している。
幸福な人は人を傷つけない。
家庭、学校、企業、その他人々が集まるところには必ず価値観の衝突が起こる。
そこで外的コントロール的なかかわりが生まれる。
選択理論を世に広めこの社会からいじめや差別を無くしていきたい。
そのミッションのために命を賭ける。
経営者は社員を幸福にする責任を担っている。
社員を幸せに出来る経営を目指す。
組織のための人ではない、人のための組織である。
難しい学問よりもまず、実践。
社員を物心共に豊かにしていける経営を目指し精進する。
今回の本は私の心の叫びであり主張である。
いつも叫んできた。
最初はもっと良くなりたい、もっともっと良くなりたいと。
そして自分が良くなったら周りをもっともっと良くしたいと心から思えるようになった。
もっともっと貢献できる組織を目指す。
個人では出来ないことをするために組織がある。
今回の8月の末に出版するこの本は私の思いがこめられている。
「人間尊重の組織運営」を心に留め今日も最善を尽くす。
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