先日は、鈴鹿サーキットにスーパーフォーミュラ第1戦の観戦に行った。
アチーブメントは、今注目の若手ドライバーである平川亮選手を応援している。
亮君は、今季GT500とスーパーフォーミュラに参戦し、
先日のGT500ではデビュー戦でポール・トゥ・ウィンと華々しいデビューを飾った。
スーパーフォーミュラは悔いの残る結果であったが、第2戦での活躍を期待している。
また、先週のスタンダードコースの後に、コースを受講した亮君と会食もした。
彼は弱冠21歳であるが、誠実で努力家であり、その能力だけでなく人柄も素晴らしい人材である。
スーパーフォーミュラで優勝し、ぜひともF1への道を自分の手で切り拓いて行って欲しいと願っている。
つくづく、成功とは、思いの種から始まり、実行によって完結することを感じた。
カートのレベルで満足すれば、そのドライバーはそれまでである。
F3で満足するか、スーパーフォーミュラで満足するか、
F1でシリーズチャンピオンになる自分を求めるか。
それによってその人の人生は大きく変わる。
さらに、それにふさわしい努力をしなければならない。
亮君も、他の21歳が味わっているであろう楽しみを
選択せずに、ドライバーに人生をかけている。
口には出さなくとも、裏でたいへんな努力を重ねていることは
話していればわかるものである。
本当にF1でシリーズチャンピオンになりたいと願い、24時間365日を有効に使えば、
必ずその夢は実現できると伝えた。
日本人にまだF1の舞台で優勝したドライバーはいないが、だからこそチャレンジしがいがあるのである。
先日、テニスの世界では錦織圭選手が全米オープンで、アジア人として初めて決勝に進出し、日本人に大きな勇気と力を与えた。
もし、日本人初のF1優勝を果たしたら、その事実が日本中に与える影響は計り知れない。
成功は正しい。
亮君はまだ21歳、これから先、F1のスーパースター、ミハイル・シューマッハを、時を超えたライバルと考え精進して欲しい。