企業経営は人を幸せにするためにある

先週の金曜日に、
中小企業基盤整備機構「TIP*S」(ティップス)にて、
講演を担当させていただいた。
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中小機構は、国と一緒に中小企業・小規模企業政策を
すすめる独立行政法人である。
そうした組織から、今回の講演の依頼をいただいて、
大変嬉しい限りである。

今回のテーマは「良い会社のつくり方」ということで、
私の経験の中から、理念経営を進める上での
いちばん大切な部分を凝縮してお伝えさせていただいた。

 

冒頭に、中国の「史記」からこのようなエピソードを紹介した。
戦国時代、魏の恵王と斉の威王が会見をし、恵王が威王にこのように尋ねた。
「私は、馬車12台をも照らすほどの大きな真珠を持っている。あなたの宝はなにか?」
すると威王は、
「私はそのような宝は持っていない。私の考える宝はあなたとは違う」と答え、
檀子(だんし)、肦子(はんし)、黔夫(けんぷ)、種首(しょうしゅ)の4人の部下を挙げ、「私の宝はこれら4人の家臣であり、この宝は千里をも照らす」と答えた。
これを聞いた恵王は深く恥じ入ったという。

 

中小企業経営においても、自分の収入や、自分の生活ばかり気にする経営者は、まずうまくいかない。
どうしたら社員を幸せにできるか、どうしたら社員が伸び伸びと働き、自己実現できるかを考え、実践する経営者が、結果的にうまくいく。
中小企業は、大企業とは違う。大企業で働くことが性に合う人材もいれば、中小企業で働くことが性に合う人材もいる。
だから、中小企業で働くことや、自社で働く魅力を打ち出せれば、中小企業にも優秀な人材は集まってくる。実際に、弊社には毎年素晴らしい新卒の人材が入ってくれるようになった。

あくまで、企業は縁ある人を幸せにするために存在していると私は考える。

ご参加の7割ほどの方は初めてお会いする方であったが、
皆さん仕事を終えてから駆けつけられた方たちばかりで、
前向きに、真剣に話を聞いてくださり、
私もお伝えしがいのある素晴らしい時間であった。

この講演は、来年1月・2月と3回シリーズで開催が決まっている。
次回のテーマは人材育成と人事制度である。
参加費は無料であるので、経営者の方で興味のある方は、ぜひ友人の経営者の方をお誘いいただいて、
参加いただきたいと思う。

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申し込みはこちら
(TIP*Sホームページにジャンプします)

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