「夜と霧」の著者で心理学者のヴィクトール・E・フランクルは「人間の自由とは、
諸条件からの自由でなく、それらの諸条件に対して、自分のあり方を決める自由である」
と言っている。この言葉は意味深い言葉である。
今の社会は2分2秒に一組離婚し、年間に3万2千人を超える自殺者が出ている。
これは不自由な状況から開放されたいと思って、人が最善の選択と考え行動した結果である。
企業に勤めていても気が合わない上司や、無理難題を言ってくるクライアントや、
生産性の低い部下の存在など、脳の外側の世界は何一つコントロールできるものは無い。
ここがポイントである。
私たちがコントロールできる唯一のものは自分の思考と行為だけである。
私は今、「自由」を得ている。
人から見れば多くの仕事に忙殺されるように見えているかも知れないが心は自由だ。
私は私の人生に全責任を持っている。
自然界に起こる現象以外は全て私たちの選択の結果であると捉えて、
自分の選択に全責任を持つことによって自分の人生はコントロールが拡張する。
人生は
1)自分ではコントロールできると思ってコントロールできないこと。
2)自分ではコントロールできると思ってコントロールしていないこと。
3)自分ではコントロールできると思ってコントロールできること。
4)自分ではコントロールできないと思ってコントロールできること。
5)自分ではコントロールできないと思ってコントロールできないこと。
に分けられる。
自分の思考と行為は全てコントロールできるものだ、
ゆえにその人の選択の全責任はその人にある。
よく「こうなったのは誰々のせい」という人がいるが、その心には自由は無い。
私は自分の心をコントロールし全責任を持ち気分良く生きている。
まさに人生はセルフコントロールである。
完璧、完全の罠から脱却し、常に最善を尽くせる生き方を選択していこう。
人間は不完全な存在であると自覚するから、人を責めることなく、人と力を合わせて、
共に補い合いながら生きていけるのではないだろうか。
「愛が動く時に不可能は可能に」
人生の中心に愛を置き、自分と人を赦し、唯、将来の目標に向かって、
日々コントロールできることに集中して何事にも感謝して、「信仰」と「希望」と「愛」を持って
生きていくことが、人生で自由を得る秘訣だと考えている。
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