先日、あるコンサルタントの方と会食する機会があり、
アチーブメントの強みとは何かを改めて考える良い機会となった。
アチーブメントは、日本的経営を目指す。
アチーブメントは、For the teamである。
アチーブメントは、個人の成長から組織の成長をつくりだす。
アチーブメントは、こころの経営である。
さて、成果を出すためには、マインド、ノウハウ、スキルという3つの要素がある。
言い換えれば、人柄、知力、技能のことである。
知力とは学歴ではなく地頭である。
地頭とは、目標達成能力であり、成果から逆算する力である。
選択理論の提唱者、ウィリアム・グラッサー博士は、
「教育とは、知識の習得ではなく、知識を使うことである」と述べている。
私は、ペーパーテストの成績がいくら良くても、社会に出てから成果が出ない人をたくさん見てきた。
それは、頭の使い方が間違っているからだと思う。
仕事においては、成果から逆算して、効果的な行動を取らなければならない。
仕事の基準が低い人というのは、想像力の働かない人である。
会社で働いていると、結果が出るまでに何人かの手を経なければならないことが多い。
たとえば、自分が営業マンだとすると、お客様から受注が決まった後、正式な契約書を取り交わし、きちんと入金を確認し、正確な納品をして、フォローもして完結となる。
成果が出る人は、納品まで逐一状況を確認し、自分にできることならなんでも協力する姿勢を持つ人である。
逆に成果が出ない人というのは、受注のことしか考えていない。だから、いざフォローするとなっても、適切なフォローができない。
この行動の違いが、頭の使い方の違いである。
成果の出る人は、「お客様にきちんと納品し、満足いただく」というゴールから逆算している。
成果の出ない人は、「自分が受注する」というゴールから逆算をしている。まして、そもそも逆算をしていない人には、成果はついてこない。
成果が出る人は、成果が出る頭の使い方をしている。
ぜひ、身の回りの成果の出ている人をよく観察して欲しいと思う。