成果を生み出す頭の使い方

伝統ある大学には、建学の精神というものがある。
なぜその大学が創られ、どのような教育を目指すのかを示したものである。
多くの場合、教育理念よりも、当時の時代背景をもとにした大学の創設者の個人的な思いに近い。

創設者は、必ず、これからの日本はこうでなければならない、そのためにこのような教育を行っていきたい、その場所は私が作るのだ、という志や強い使命感のようなものを持っていたはずである。

そして、その志に打たれて、良い教師が集まり、良い学生が集まる。すると、その環境を求めてさらに良い人材が集まる良いサイクルがまわる。

こうしたことは、会社においても同じである。

組織の求心力の源は、創業の想いであり、理念である。

組織の中でコーポレートラダーを登っていく人材は、理念に最も共感し、理念の実現に対して最も貢献した人材であり、実現に向けて部下や後輩を最も適切に指導できる人材である。

具体的には、役割を全うするということがその基本である。
つまり、会社の理念・ビジョンの実現のためにそれぞれ役割が与えられているわけであるが、
その役割を全うするために何を最も重視しなければならないかを明確にしておかなければならない。

例えば、営業マンであれば、成果=マーケット☓セールス技能☓有効面会件数である。
有効面会件数が大事なのであって、これを「行動量」と読み違えてはならない。
行動量と捉えると、行動の軸がブレてしまう。有効面会件数にこだわることこそが成果の基本である。

理念・ビジョンを実現するために、自分の役割に照らして、行動に落としこむ必要があるわけだが、
成果が何によって作られるかを見定めることが、頭の使い方である。
この能力が欠けていると、なかなか成果が出ない。

情報がなければ判断できないから、何を重視すべきかわからなければ、
とにかく成果の出ている人に聞き、必要な分野の本をたくさん読み、情報をインプットしなければならない。

「努力よりも正しい選択」である。

皆さんの物心両面の幸福をお祈りしています。

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