日頃、周囲を観察していると自然と見えてくることがある。
例えば、昔から多くの人を見てきてつくづく感じることだが、ものを大切に出来ない人というのは、人も大事に出来ないことが多い。
自分のものは大切にしていたとしても、会社のものを大切に出来ない人というのも、自己中心性が仕事にあらわれてしまう。
みんなものだからこそ大切にする、みんなものだからこそ綺麗に使う、こうした感性のある人は伸びる。
日頃のものごとに対する扱いを見ると、人が見えてくるものである。
経営者でも、マネジャーでも、部下の行動に注目し、よく観察することが重要である。
言葉でどんなに良いことを言っても、行動にはすべてあらわれるものである。
逆に言えば、経営者もマネジャーも、部下から見られているということでもある。
上司の言葉と行動が一致していないことほど説得力のないことはないが、言行一致している人は大きな影響力を持つ。
一事が万事ということを肝に銘じ、毎日、鍛錬である。