職業において卓越した結果を作り出すには、2つの道があると私は考えている。
ひとつは、専門職として、専門スキルを磨く道。
例えば、医師、弁護士、会計士やコンサルタントは専門職の道である。
もうひとつは、組織人として、人を活かしながら結果を作る道である。
企業の中でコーポレートラダーを上がっていく道である。
私は、今でこそ経営者として100名超の組織を率いているが、
源は人材教育トレーナーという専門職の道にある。
専門職の道では、絶対的にスキルが重要である。
例えば、大怪我をして困難な手術が必要になったとして、
個人的に付き合いたくはない性格だが、腕は確かな医師と、
性格は温厚で素晴らしいが、腕に不安のある医師のどちらかを選ばなければならないとしたら
多くの人が前者を選ぶだろう。
世の中にコンとサルはタントいるという冗談があるが、
実のない言葉だけの仕事は絶対に長続きしない。
「実績は実在なり」ということを私は常に自分の肝にも銘じているが、
とにかくスキルを磨き、「あなたにお願いしたい」と言われなければならない。
私自身、今も毎日毎日、知識をつけ、スキルを磨くことに励んでいる。
実際にメッセージすることはもちろん、書物から学ぶこともあれば、人と会うことで学ぶこともある。あらゆることが鍛錬である。
スキルを磨くには、失敗を恐れず、本気で挑戦するしかない。
結果がどうであれ、本気で、真摯に取り組んだ時にしか、本当の力は身につかない。
スキルを磨けば、結果をつくることができる。
結果をつくることができれば、たくさんの「ありがとう」が集まる。
たくさんのありがとうを集められる人生が、
素晴らしい貢献の人生であると私は考えている。