世界で一番リスクの高いスポーツはF1だろう。
昨日もカナダで開催された。
“良いスタートは半ば成功したも同じ”という格言があるが、F1にも通じる。
予選でよいポジションを取ったパイロットが昨日も優勝した。
記録を出す選手は第一コーナーで一番最後に赤ランプをつける。
すなわち最後の最後までブレーキを踏まない。
限界ギリギリのところでコーナーを切る。
勝利は恐怖心の克服と車をコントロールする最高の技術の結晶といえる。
もちろん運もある。
運が悪ければ周りの車の事故にも巻き込まれる。
また良いメカニックや車自体の性能にも左右されるのは当然だ。
会社経営も同じだ。
ベストの商品×最強の営業力(マーケティング)×経営管理能力(財務、人事、総務、企画、業務等)の積によって業績は決まる。
攻めと守りの強化が経営を決める。
攻める時に実力以上のことをすると必ずこける。
F1では壁に激突して大怪我をするが、経営も一つ間違えば倒産だ。
企業経営の舵取りは難しいが、分際、分限を知り限界に挑戦して最高の業績を生み出す、
やりがいのある仕事である。
何事もリスクとサクセスは背中合わせというところか。
リスクを押さえ込む能力が真の実力だろう。
- ホーム
- 青木仁志の社長ブログ
- 経営・リーダーシップ
- F1を見て感じたこと