経営の目的は、縁ある人を幸せにすること

20世紀を代表する経済学者と呼ばれた
ミルトン・フリードマンは、
著書に「企業のただひとつの社会的責任は、もてる資源を使って利益を増大させることである」と書いた。

もちろん、自社が提供している価値に対して、
正当な対価をいただくことは間違っていない。
しかし、自社の利潤のみを追求するような利己的な経営では、
社員はいずれ疲弊してしまうだろう。
そういった会社では社員は目標達成の手段であり、
大切な人財ではなくコスト(費用)と捉えてしまっている。
そこに社員への愛はない。

35年前、私はアチーブメントを創業し、
最初の10年間は非常に苦しい時期を過ごした。
そのなかでも私は「利益は目的でなく結果である」と言い続けた。
何人もの経営者に「そんなこと言ってたら会社を潰すぞ。青木君は大学で経営学を学んでいないから、そんなことが言えるんだ。経営の目的は利潤の追求にあるんだよ」とたしなめられたが、
その指摘していた経営者たちの会社は今はもうない。

一方で、お客様や社員に支えられ、
アチーブメントは毎年、貢献の輪を広げることで増収増益を続けている。
これは、私が「動機の純粋性」を大切にして
経営の舵をとってきたからだ。

私の根本には常に「人の役に立ちたい、お客様によろこんでいただきたい」という思いがある。
この思いこそが繁栄の本質なのだ。
利益は目的ではなく結果である。
あくまでも、お客様に誠実に価値を提供した結果、
得られる果実が利益である。

ともかく社員幸福度、顧客満足度、社会貢献度を追求し、
縁ある人を幸せにする経営を貫いていただきたい。

中小企業経営者のための
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売上56億円、経常利益18億円、従業員200名の企業体を実現した経営手法を2つのポイントから解説します。

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