「目的」と「目標」の違いを説明せよ、
と言われたらどのように答えるか。
一見すると類義語のようでも、
この二つの言葉の持つ意味は大きく違う。
まず「目的」とは、自分の価値観や信条、理念である。
対して「目標」とは、自分が掲げた目的を
どのように成し遂げていくのかをはっきりと定めたものである。
つまり「目標」は「目的」を遂げるために設定する通過点だということだ。
この違いを十分に理解し、自ら「目的」と「目標」を明確に設計をすることは、
ビジネスにおいてのみならず、人生において非常に大切なことである。
昨今、SNSでの誹謗中傷が原因で、
自らの命を絶たれた方がいらっしゃったというニュースを耳にした。
社会は、外的コントロールが引き起こす不満足な人間関係に起因する問題が
渦巻いているのだということを痛感させられる。
人は、どういうときに生きる力を失ってしまうのか。
それは、人生の目的を見失ったときだと私は考える。
私は選択理論心理学とアチーブメントテクノロジーを世の中に広めることで、
このような悲しい出来事がなくなると確信している。
先にも述べたように、目的とは形而上的なものであり、人生理念や人生ビジョンである。
人生の目的を「幸せになること」だとした場合、
真の目標達成とは、「物心両面の幸せの実現」だと私は考えている。
自分にとって幸せな人生を歩むために、明確に目標を設定し、達成をし続けていくこと。 そのこだわりこそが、あなたの人生をより良いものにする。
経営において考えたときも、数字や目標だけを重視した経営では
永続的な繁栄はないと、私は考えている。
目標は大切だが、あくまでも「目的」にフォーカスすることが大切である。
企業でいえば、経営の目的は「利潤の追求」ではなく、
「縁ある人を幸せに導くこと」である。
共に目的を果たす人生を全うしていきましょう。