チャンスを掴むために、経営者としてどう物事を判断すべきか。
その答えはシンプルです。
自社は、誰のために、何のために、なぜ存在しているのか。
この答えが企業理念に他なりません。
『上質の追求』
「わが社は選択理論を基にした、高品質の人財教育を通して、顧客の成果の創造に貢献し、全社員の物心両面の幸福の追求と、社会の平和と繁栄に寄与することを目的とします」
これが弊社の企業理念です。
全ての判断軸はこの理念に則っているかどうかです。
実際に新型コロナウイルスの蔓延により、長らくセミナー開催ができない時期がありました。
セミナーをメイン商品としている私たちにとっては大きな打撃です。
この時に私が判断・選択の拠り所にしたのは理念にある「顧客の成果の創造」でした。
人材教育コンサルティングを提供する私たちの役割とは、顧客の問題解決をすることです。
社会情勢が変わり、これまでのやり方では上手くいかなくなったいま、困っているのは私たちだけではない。
いまこそ、達成の技術を伝え、この逆境をみんなで力を合わせて乗り越えていくタイミングだ。
そう社員にメッセージをしました。
そこからさまざまな事業の転換が加速し、お客様への価値提供をオンラインという形で果たす体制が整ったのです。
「売上が下がっているから、どうにかしなければ」という発想ではありません。
「今だからこそ、お客様に提供できる価値とは何か?」「お客様は何を求めているのだろうか?」という視点から生まれたアイデアなのです。
常に理念に立ち返り、理念に沿った判断をすることが大切です。
戦略・戦術・戦法はいくら変えても問題ありません。
しかし理念とは、そう簡単に変わるものではありません。
苦しいときほど、理念に立ち返りましょう。
自社の果たすべき役割を見つめ、縁ある人に価値を提供し、貢献をし続けましょう。