昨日の法政大学大学院 政策創造研究科での講義は、後継者育成と関連会社経営の仕方について話をさせていただいた。
経営者にとって、次世代リーダーの育成はとても重要な課題である。
正直、私もまだ後継者の育成においては勉強中の身ではあるが、私が今取り組んでいる体験を踏まえて、精一杯皆さんにお伝えさせていただいた。
特に昨日は、ミシガン大学の教授であるティシー・ノール氏が提唱している
リーダーシップパイプラインについて講義をさせていただき、
大学院で学ぶ前向きな方々に喜んで頂けたと思っている。
これは、特定のリーダーだけを教育するのではなく、
全社員をいかにリーダーとして教育するのかというアイデアから成り立っている。
上層部のリーダー、つまり経営者が、
自分の下につく部下である事業部長を育成し、
その育成された、事業部長が、
さらに自分の下につく部下である課長クラスの社員を育て、課長クラスのリーダーが現場社員を育成する。
そしてこの現場社員が、将来のリーダーとなり、
同時に、どの階層においても、リーダー候補をつくり、
リーダーとしての意識を植え付けさせることができるわけである。
すべての階層でリーダーを養成していくためには、
リーダーがいかに成功体験を積むのかも非常に重要なポイントとなってくるため、
経営者である私たちが覚えておくべきことは、
いかに社員のキャリアを考え、突破体験を積ませるかである。
自分自身も講義をしながら、このノール教授が提唱していることの
大切さを心に再び心に刻むと同時に、今、弊社の社内で開催されている様々な人材育成のためのプログラムがいかに重要な役割を果たしているか、再認識した次第である。
全体会議でのメッセージ、
DNA研修での価値観の伝承、
部門長会議での意思決定基準の共有からクオーター会議等々、
まだまだ弊社も道半ばではあるが、今後も社員たちと共に
世に貢献できる素晴らしい企業体を作り上げていきたい。
明日から、今年度初めての戦略的目標達成プログラム「頂点への道」講座 スタンダードコースが
始まる。200名近い方が参加予定との事で、
今年初回を飾るにふさわしい研修にしていきたいと思っている。