常勝チームとは、勝ち続ける理由があってこその常勝チームです。
努力することは尊いのですが、常に正しい選択をしていく必要があります。
正しい選択の上での努力、これが最も強いです。
では経営における、正しい努力とは何か。
それは、自分の我に固執せず、時代の潮流を読み取り、適宜適切に対応をしていくことだと思います。
松下幸之助翁は、「素直さ」を何よりも大切にしてきました。
素直とは、ただ何にでも従順であることではなく、何ものにもとらわれず、物事の真実、
何が正しいかを見極めてこれに従う心の姿勢であるとおっしゃっています。
私もまさにそのとおりだと思います。
これまでに爆発的な成果を出した経験がある人であればあるほど、
かつての勝ちパターンにこだわってしまうことがあります。
しかし、時代の流れは常に変化していくものです。
その流れに目を向けて、表面的な変化ではなく、深いレベルでの顧客のニーズを探求し、
そのニーズを満たすための商品やサービスの開発にいち早く着手する必要があります。
ビジネスとは価値と価値の交換ですので、
お客様が求める価値をしっかりと届けることができれば、
いつの時代でも必ず繁栄し続けられます。
苦しい状況であればあるほど、大きな変革が求められていると言ってもよいのかもしれません。
そしてその変革に本気で取り組んだとき、
時代のニーズに合った、顧客に求められる企業へと躍進していくチャンスをつかめると私は思います。
経営とは、変化適応業といっても過言ではないと思います。
常に変化することを忘れずに、常にお客様の声に耳を傾け、
チャレンジし続けることに経営者が率先垂範で取り組んでいくこと。
ここに心を決めて、発展の道筋を示していきましょう。