組織人として生きる価値

いつかは私も老いる時がくる。
次の経営者にバトンタッチをして退く時が来る。
その時までに、なんとしても業界No.1の賃金体質を確立することを
一つの経営指標として目指している。

全社員の物心両面の幸福の追求を企業理念として掲げたからには、
絶対に実現していくと決めている。

それを作り出すものは「顧客への貢献」である。
顧客への貢献にこだわり続けて、創業して34年間会社を存続させてきた。
私が新卒学生向けのトップライブでメッセージをしてきたこともずっと変わっていない。
ずっと追求してきたもの、ずっと大切にしてきたもの、
私の場合、それは「真心」である。

「社長は言っていることが変わった」「やっていることが変わった」
「採用の時にはあんな良いことを言っていたのに、やっていることは全然違った」
我が社の社員でそう感じている人はいないと思う。

来年度からは、新卒の初任給を30万円に上げることにした。
でもそれは会社の先輩たちが頑張ってきた「結晶」であることを忘れてはいけない。
組織の信用があるから、一人ひとりの成長があるから、会社が成長してきた。

かつて、入社1年目社員だった橋本拓也がNHK番組の取材で「自分は歯車でいい」と言い切った。
「自分は、大きな志を全うするための歯車でありたい」と。
それが組織人の真髄だと思う。
そしていまや橋本は、我が社で押しも押されもせぬ東日本の営業責任者という大きな歯車に成長した。

私だって同じ。この組織の歯車の一つである。
社員には、この組織で働けること、属していること、そこに誇りを持って働いてほしい。
この会社は不動であり不滅。だから、思いっきり黄金律に生きてほしい。
「何事も人々にしてほしいと思う通りのことを、他の人々にもそのようにせよ」。
ここに生きてほしい。

自分の成功は人々への奉仕のためにあると私は思う。
社員にもそんな心構えと志を持って働き、ともに良い人生を生きていきたいと思う。

中小企業経営者のための
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