真の指導者ほど温かい心をもつ

私の大切な友人、自由民主党 政務調査会長の下村博文氏が先日、書籍『GDW興国論 幸福度世界一の国へ』を出版された。このGDWとは、2021年2月の国会予算委員会において下村さんによって提唱された新たな測定指標のことで、物質的な豊かさを測定するGDPに対して、精神的な豊かさ、つまり幸福度を測る新たな物差しである。

下村さんとはまだ若い頃からの長い付き合いになるが、非常に温厚で、敵を作らない、偉ぶらない。それが下村さんの一番の魅力であると私は思う。

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」、まさに下村さんはこの言葉通りの人格者だ。
本当に偉い人は偉ぶらない。
温かくて思いやりがある。
なぜかというと、その人自身が苦労してきた経験があるからではないかと思う。
自分が必死になってもがいても上手くいかない時期を経験してきたからだ。
だからこそ、そんな境遇にある人の力になりたいと思える。

自分自身の人生を振り返っても、私一人の力だけで成し遂げてきたことなんて、ほんのひと握りである。
大切な人、大切なパートナーに恵まれて、たくさんの方の力を借りられて、今がある。
自分中心な考え方では、ここまでくることはできなかったと思う。

社員たった5名で立ち上げた会社が、今やグループ従業員数200名にもなった。
多くの有名企業、上場企業の内定を辞退してでも入ってきてくれた社員もたくさんいる。
いま日本全国でアチーブメントテクノロジーコースの講師をしてくれているトレーナーの嶌村は、ちょうど自身の初受講から18年を迎えたと聞いた。
人生の苦みも甘みもたくさん経験してきたからこそ、伝えられるメッセージがある。
全社員が、アチーブメントに入社するまで、そして社員になってからも、それぞれがそれぞれのストーリーをもっている。
そんな社員に恵まれていることに、本当に感謝している。

何が一番大切かというと、足るを知るということ。
必ずしも経済的に裕福な人が幸せとは限らない。
人生の幸福を決めるのは、その人自身がもつ価値観である。

結論、人に支えられて生きているということをどれだけ認識できるか、
いかに温かい心で人と接することができるか、
これが指導者にとって重要なことではないだろうか。

中小企業経営者のための
高収益企業を実現する
2つのポイント

売上56億円、経常利益18億円、従業員200名の企業体を実現した経営手法を2つのポイントから解説します。

TOP