先日、全社会議の中で、「頑張る理由」ということについて社員にメッセージした。
私には会社を発展させる理由、そして200年、300年と存続させていく理由がある。
この、私の会社に懸ける想いよりも、
自分の想いが上回った時に、社員は離職していくのだと考えている。
自分が所属している会社の事業目的と、自分の生きる目的が同じであるなら、
この会社の一員であることが、社員にとっての自己実現につながるだろう。
先日、6月に行われた、
ソフトバンク株式会社の孫正義社長の新30年ビジョン発表を見た。
その一流のメッセージ力には改めて脱帽したが、
特に印象に残ったことは、孫社長はIT革命によって人々を幸せにすることを目的に、
それだけで30年以上走ってきたということだ。
私は人材教育によって人々を幸せにしたい、
人々の幸せのために自分の命を懸けたいと思っている。
目的のために自分の命を使う。
これがまさに使命、ミッションというものである。
アチーブメントの企業理念は、「上質の追求」である。
「我が社は選択理論を基にした、高品質の人材教育を通して、
顧客の成果の創造に貢献し、全社員の物心両面の幸福の追求と、
社会の平和と繁栄に寄与する。」
この目的のために事業を起し、営んでいる。
そしてこの目的のために人材も採用している。
だから私は、全ての新卒採用説明会で企業理念について必ず一時間話している。
この目的に共感し、同志となろうという人を採用したいからだ。
2011年度の新卒採用においては、
2万人のエントリーをいただくことができた。
弊社の事業目的に共感が生まれているからだと捉えている。
大変ありがたいことである。
人間はあくまでも、目的に生きている時が一番強いものだと思う。
目的意識が弱い人というのは、
上司を見て仕事をする傾向が強いと感じる。
そうすると、上司が見ていない時はさぼってしまう。
会社の理念に対して、自分が近づいていこうとしている人は、
いつも努力し、基準が上がっていくものである。
私は頑張る理由を社会の変革に持っている。
この目的に生きているから、パッションダウンすることはない。
これからも私は、命を削る想いで、本気でメッセージしていくつもりだ。
伝えても伝えなくてもよいのではなく、
私には、伝えなくてはならないものがある。
社員と、そして多くのお客様を同志とし、
この社会を良くしていく活動を進めていけることに、日々感謝している。