弊社では税引き後の純利益から社会保険料を控除して約3割を社員へ分配している。これは、社員の一年間の貢献に感謝したいという私の思いから作り出された仕組みであり、年次は関係なく、実力主義で、公平公正に評価する。その年の貢献度によって金額の多い少ないがあり、アチーブメントでは給料の5倍の付加価値を生み出すことを基準にしているので、その基準を超える貢献をした社員にはそれ相応の金額を渡す。社員には精神的な豊かさだけでなく、経済的な豊かさも手に入れて欲しいという考えがあるからである。
年に一度、前期の感謝を伝え、今期への決意を新たにする大切な1日である。会社の規模が大きくなろうとも、私のスケジュールが可能な限りは全国を回る。経営は効率を追ってはいけない。効果性を追うことが大切である。朝から東京本社の社員へ33期の感謝と、アチーブメントの未来についてメッセージをした。そして、社員一人ひとりへ感謝を伝えた。午後からはグループ会社のHRソリューションズや西日本の拠点を周り、同じく1人1人に感謝を伝えた。
昨夜には大阪で勤続10周年を迎えた社員と食事会を開いた。平山も中塩も国立大学を出てアチーブメントに入社。平山は大阪の組織変革チームのリーダーとしてメンバーを育て上げてくれている。中塩も新卒の頃、私の秘書も担当し、個人部門に異動後には着実に成長し、リーダーとなり、現在は研修のファシリテーターとしても活躍してくれている。この10年の様々なエピソードも聞き、彼らの人材教育への共感とアチーブメントの企業文化が願望のど真ん中にあることが伝わった。これからマネジャーとなり、さらに上を目指し上がってきてくれることだろう。
こんな素晴らしい社員と共に、仕事を通して世の中に貢献できていることに心から感謝している。私は幸せ者だ。
私も経営責任者として自らの役割を果たしていく。
「生きがいとは人が熱情を注ぐ仕事の中に苦労と共に見出す深い喜びである」
ロイヤリティの高い社員との本音の交わりは、至福感を感じれる上質の時間だ。