アチーブメントは昨日33周年の創立記念式典を行いました。今年は感染対策で、社外役員の方々や顧問をしていただいている方々をご招待することは出来ませんでしたが、社員だけで無事に開催することができました。創立記念式典は形式的に開催しているものではありません。年に一度、創業の原点に全員で立ち返る機会です。
式の冒頭では「社史ムービー」を全社員で見ます。私がなぜこの会社を起業したのか、私の生い立ち、そこから育まれた志を社員と再確認します。池上線長原のマンションオフィス、社員5名で創業しました。創業当時の苦境。中学生が捨てた学習机を拾ってきてデスクにしていた時代です。毎月の返済に追われ、専務が毎日毎日、通帳に1円でも2円でも増えていないか確認していたこと。妻が第一子を出産した時の入院費を銀行への返済に使うことになり、払えなくなったこと。
そこから1つ1つ小さな達成を積み重ね、2004年にはまだ社員が25名だったときに、新卒採用に踏み切り、16名を採用しました。新卒採用開始から新たな風が吹き、躍進が始まりました。会社は大きくしようとはしてきませんでしたが、結果的に従業員200名を超える企業体へと成長しました。
現在、有明の最上階に本社を構え、いくつもの研修会場を持てる企業になりましたが、これらは決して当たり前のものではありません。創業時から私を筆頭に、誰かの強い思考や努力によって作り上げられてきたものです。そしてその源が何かと言うと、経営の目的です。
アチーブメントの企業理念は「“上質の追求” 我が社は選択理論を基にした、高品質の人財教育を通して、顧客の成果の創造に貢献し、全社員の物心両面の幸福の追求と社会の平和と繁栄に寄与することを目的とする」この理念を掲げ、弊社は今日まで歩みを続けてきました。そしてこれからも歩み続けます。
いつかは私も人生の幕を閉じるときがきますが、アチーブメントは志を共有した社員の手によって、永続的に存在していくでしょう。次の世代にバトンを渡す最後の一日まで、私は自分の仕事に邁進していきます。