昨日、清和政策研究会との懇親の集いに参加してきました。下村博文自由民主党政務調査会長をはじめ、菅義偉首相や安倍晋三元首相にも拝顔することができました。安倍晋三元首相は8年もの間、しっかりと持病をコントロールしながら、何ら支障なく総理大臣の仕事に日々、尽力されたことに感謝しています。
菅義偉首相は秋田出身で、高校卒業後に一人上京し、段ボール工場に就職されました。ところが「視野を広げるため、大学で学びたい」という思いを強く抱き、入学金を貯めるため、アルバイトを続けながら、アパートに帰れば試験勉強という生活を2年間続けたそうです。大学入学後も自ら学費を稼ぎ卒業をされた苦労人です。若い時の苦労は買ってでもしろという名言があるが、苦労した経験は、その分弱い人を理解することができるようになり、その人自身の強さに変わります。
やはりリーダーになる人は、環境などに左右されることなく、自ら人生を切り拓いています。菅首相も総理になれるような生い立ちではなかったと言えるでしょう。下村さんも、お父様を交通事故で亡くされ、あしなが育英会の奨学金を受けながら学業に励んだ方です。私は家庭環境もあり高校2年で学校を卒業社会に出て、プロセールスと人材教育の世界でキャリアを積みアチーブメントを創業しました。若い時に苦労した経験が、志を育む機会にもなりました。
私は「人生=先天的特質×環境×本人の選択」と考えています。先天的特質は変えることはできません。生い立ちや、性別などのことです。そして環境も、どんな親のもとで育つかなど、物心つくまではコントロールしにくいですが、成人してからは環境も自ら選択することができるでしょう。環境を言い訳をしていても、物心両面の豊かさは手に入りません。自らの選択で切り拓いていくことが大切です。
サラリーマンの多くは、自分の給料は会社が決めていると思っています。自分の働き方が自分の給料を決めていると考える人は少ないでしょう。目の前のことにこだわりを持って、実直に取り組み、誠実に成果を積み重ねている人のことをトップは放っておきません。そう働き方をしている人は、チャンスを与えられ、自ずと上がっていきます。将軍は育てられません。環境を言い訳にせず、自ら環境をコントロールし、人生を切り拓いていきましょう。