お金と富の違いについて

お金と富の違いについて社員に話をした。
お金を求める人生ではなく、富を築いていく人生を生きていくことを勧めた。
富とは何らかの事情でお金を全て失っても、
またゼロから物心共に豊かな人生を築き上げていける力と表現しても良いだろう。
大リーグで活躍しているイチローさんは、
野球の世界で何十億というお金を稼いでいるが、
イチローさんはお金を追い求めて野球をしているのではない。
野球を追求していく過程で、全てが手に入っている
富の源泉は野球人としてのトータルな技能である。
歌手の矢沢永吉さんは、マスコミ等の情報によると、
以前に海外で何十億円も人に騙されたが、全て完済し、
今は物心共に豊かな人生を手にしている。
音楽分野における才能は矢沢永吉さんの富の源泉である。
友人のベストセラー作家の本田健さんと食事をしている時に思ったことだが、
彼は非常に利他的で、良いパーソナリティーの持ち主であるということだ。
人間的に魅力がある。
勉強熱心で決して安請け合いしない堅実で誠実な人柄である。
マーケッターとしても卓越した能力の持ち主である。
なるほど累計300万部以上の作家だけあるなと思ったことがある。
彼の富の源泉は彼自身の中にある情報収集能力や市場が
求めるものをつかむ嗅覚やそれを表現する執筆能力である。
いずれにしても長年に亘って富を享受している人は人間力があることは間違いない。
目先の損得を求めず、自分の存在価値を追求しようと社員に伝えた。
私も御蔭さまで今は物心共に豊かな人生を手にしたが、
子どもの頃は貧しく、学歴もなく、愛に飢え渇き、
特別な才能もなかった唯のチョイぐれの少年だった。
人は変われる。
人は変わることが出来る。
誰でも物心共に豊かで幸せな人生を築きあげることが出来る。
これは私の変わらぬ主張である。
豊かになるためには富を築きあげなければならない。
富とは才能であり、技能であり、卓越した技術力であり、業界の知識や経験、
信用力、相互信頼で結ばれた最強のチームであり、ブランド力でもある。

大きな宝くじに当たった人が必ずしも幸せになっていないことを見ても、
お金は使ってしまえば無くなるが、富はいくら使っても無くならないだけではなく、
さらに増幅していくものだということが分かる。
使えば使うほど豊かになるものが、真の富の源泉ともなる諸要素である。
現在の私はアチーブメントグループのCEOとして会社の経営を行い、
人材教育分野で研修講師を生業としているが私の富の源泉は、
私自身の生い立ちからくる人材教育に対する強い思い入れと総合的な技術力であろう。
何が何でも良い仕事をしていきたいと強く、強く思っている。
一流の仕事をしたい。
中途半端が嫌いな性格である。
プライドに賭けて良い仕事をしていきたい。
自分の選択した人材教育の世界で世界最高峰を目指す。
昨日から弊社が今年メインスポンサーを務める
アチーブメント全日本F3選手権」が
三重県の鈴鹿サーキットで開催されている。
日本のモータースポーツの世界に貢献できる喜びを感じることが出来て嬉しく思っている。
レース終了後のレセプションでは本田技研や
トヨタのモータースポーツ分野の責任者の方々といろいろお話をさせて頂いたが、
会社規模においてはまだまだ100名程度の弊社が、
このような日本を代表する企業が
長年にわたって育て上げてきたレース分野で
メインスポンサーとしてご承認いただいたことに感謝して、
精一杯貢献の1年にしていきたいと強く思った次第である。
真の富は長い年月をかけて培っていくものである。
弊社もこの先、社会の公器として認知される日も来るだろうが
それも日々の積み重ねの結果と考えている。
確実に一歩ずつ、歩みを積み上げていきたいと思っている。
将来私の後継者になる人物は、真の富を築き上げられる人物を選出する。
なぜならばそこに企業の未来と更なる繁栄があるからである。
目先の損得を超えて、真に豊かな人間になることを
心から求め実現していくこと
が真に豊かな人生を生きる秘訣である。
人を大切にし、信用を第一とし、世のため人の為になる経営を
追求していく道こそが私が目指す人間尊重の理念経営である。

中小企業経営者のための
高収益企業を実現する
2つのポイント

売上56億円、経常利益18億円、従業員200名の企業体を実現した経営手法を2つのポイントから解説します。

TOP