自然界の出来事以外は、全て「人間の思考が創り出している」現象といっても過言ではない。
この世の中に生きている70億を超える人々の「思考の中身」が大切だ。
特にこの社会の仕組みをつくっている指導者の思考によって様々な現象が生まれている。
ナポレオン・ヒル博士は、著書『成功哲学』の中で、
物事を成し遂げる成功の原理原則について教えてくれている。
それは、次のようなものである。
・燃えるような願望を持つこと
・揺るがない信念の力
・自己暗示の力
・専門知識
・想像力
・有機的に統合された計画立案能力
・マスターマインドグループを持つこと
・決断力
・忍耐
・潜在意識
・性エネルギーの転換力
・頭脳の力
・第六感の活用
ナポレオン・ヒル博士が、
世界の鉄鋼王であり、大富豪であったアンドリュー・カーネギーから依頼を受け、
500人以上の当時の大成功者を25年以上にわたって研究し、体系化した結論。
それが上記であり、富の源泉であると言い切っている。
1937年に出された初版本の完全復刻版を
数年前に日本に出してからは、私は自己啓発分野に関する本を書いていない。
なぜなら、これ以上の内容のものを書くことは出来ないし、
私が書くよりも、この本を広めたほうが効果的であると判断したからだ。
出版社のオーナーとして、そして解題者として、
この本を日本の社会に出すプロジェクトに関われたことを大変うれしく思っている。
なにより『成功哲学』は、私の人生を変えた一冊の本である。
「燃えるような願望があるか」
「こういう人間になりたい!という理想の人物像はあるか」
「猛り狂ったような仕事への情熱はあるか」
「何が何でも!何が何でも!という強い信念はあるか」
なければその領域では二流で終わる。
成功も失敗も全ては人の思考が創り出す現象である、ということを深く理解し、
これからも人々の人生の質の向上に寄与していきたいと思う。
棺桶に入る時、自分自身が現実世界で自分自身の命を大切に使い、
「納得のいく人生を生き抜いた」と明確に言い切れるかどうかだ。
日々、納得のいく人生を追求していきたい。