今日は朝ニューヨークのマンハッタンの中心地にあるグランドゼロと
呼ばれている場所を訪れた。
8年前の9月11日に起きた同時多発テロによって、
ワールドトレーディングセンタービルに2機の旅客機が突っ込み、
2751名の命が失われた。
歴史的、大惨事が起こった場所である。
あの時の鮮烈な映像は今でも私の記憶の中に残っている。
そして今、世界大国アメリカの金融の中心地、ニューヨークのマンハッタンを
中心に起こった金融恐慌は世界を震撼させ、先日のニューヨーク取引所では
12年ぶりの最安値を記録している。
世界は今、100年に一度の不況に直面しているといわれている。
マンハッタンの人口は約120万人だそうだが、昼はその8倍近い人が
働いているということだ。
すなわち1000万人近い人が働いているということになる。
ニューヨークの歴史は200年ほどということだが、弊社も今年で創業22年目を
迎えているので、弊社の歴史はニューヨークの歴史の約10分の1ということだ。
そう考えてみると、アメリカは本当に若い国である。
私は今まで、世界のいろいろな国を旅して、いろいろな国の精神文化に触れて
きたが、その中でも特にアメリカは、フロンティア精神に富んだ素晴らしい国だと
思う。
今は厳しい状況だが必ずや復活していくことだろう。
アメリカの時代は終わったという方もいるが、私は個人的には、まだまだ底力の
ある、魅力的でパワーの漲っている国だと思っている。
米国よりも日本の将来が心配である。
あるデーターによると、今のままでは今世紀末、日本の人口は6000万人台に
なるという。
逆に今ポンドが下がっているイギリスは、8000万人台に復活しているという。
人口の減少は国力の低下につながる。
今世紀末には、インドや中国、そしてロシアが伸びて、アメリカが相変わらず大きな力を維持していることだろう。
日本はだんだん人口が減っていくと聞いて、なんとかしなければならないと思っているところだ。
私は50代になっているし、家内も子どもは産めないので、弊社の社員に結婚後、頑張って子どもを沢山
育ててくれるようにお願いしたり、講演で啓蒙することしかできないが深刻な問題である。
私は現在、東京の港区六本木に住んでいるが、外国人が急増している。
今後は異文化コミュニケーションを学ばなければ、やっていけない時代が来るかもしれない。
いずれにしても、我が国の平和と繁栄を心から願う私にとって、国力の低下は深刻な問題であると考えている。
今夜は夕食後、家族で本場のブロードウェイミュージカル
「オペラ座の怪人」を観賞した。
ラストのクライマックスシーンでは、英語が苦手な私もプロの
芸術家の全身からのメッセージに感化され、大泣きしてしまった。
言葉を超える「伝達力」を体験できて嬉しく思った次第である。
短いニューヨークの旅行は今日で終わる。
明日は朝5時55分に起床、朝11時にJFケネディー空港から飛び
立ち、一路成田に向かう。
今日はたった1日だったが、ニューヨークの一時を家族で楽しむ
ことができた。
時差が違うので、時差ボケが治まったころに日本に帰国することになりそうだが、幸せなひと時だった。
明日は息子の顔を見れるのが楽しみだ。
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