喜びの時

今年の10月12日は私の人生において、生涯忘れられない日となった。
この日は、会社の設立21周年の記念日であると同時に、
弊社の社名の入ったロゴがF1カーの車体に刻まれ、全世界52カ国に放映された記念日である。
心から感動した。


最も感動したのは、パドックからメインスタンドを観て、
社員に向かって手を振った時に、
社員も一丸となってこちらに向かって手を振ってくれた瞬間である。

嬉しかった。
今日まで山あり谷ありの人生だったが、私には同志がいる。
そして、目的を共にしている大きな集団がいる。
目のあたりにそのことを確認できた瞬間、喜びが全身に走った。
今回の全社員参加のF1観戦は社員教育の一環ではあるが、
特に創業から20年以上に亘って会社を支えてきた
古参社員や弊社幹部社員にとっては感動もひとしおだったと思う。
涙していた社員もいたということだ。
特に現在大阪支社を任せている
支社長の梅澤美夏子は嬉しかったことだろう。
22年間も会社と共に歩んできた社員である。
池上線の小さなマンションオフィスから
スタートした歩みを誰よりもよく知っているはずだ。
苦しかった頃もある。
いや、創業して10年近くは私の経営者としての修行不足もあり、
社員には随分苦労をかけたと思う。
今振り返れば、いろいろ反省することも多々ある。
会社というものは、時代の風と、社員の成長と、
経営者の先見性と適正能力以上には発展しないものだ。
これからがいよいよ本番である。
十数年は経営者というよりは
能力開発コンサルタントとして
ピンを目指して来たというのが本音である。
新卒を採用し、彼らの将来を考え、
彼らの親御さんのことを考え、
苦労をかけた役員や幹部社員の将来を考えた時に私は経営者になった。
今は第二創業期に入ったと考えている。
第二創業期は良い意味で、全てを変革していかなければならない。
私を超える人材の採用と育成環境の整備が最大テーマである。
良い人材を採用する為には、
その企業に社会の公器としての存在価値と意義が必要であり、
企業体の将来を明確に示す必要がある。
F1の世界は、私が目指すものを最もわかりやすく表現している世界である。

卓越したチームワークや、
一人一人の妥協のない成果追求意識、
栄光に向かって全員が一つになっている理想の組織がそこにある。
一人のドライバーだけがどれほど卓越していても
全体のチームワークが良くなければワールドチャンピオンにはなれない。
会社も同じである。
若い時は営業が全てだと考えていた。
経験を積むと総力勝負ということが分かってきた。
これから弊社はF1基準で歩んでいく。


企業は人なりだが、その人を活かすのも経営者の手腕である。
一人一人の中に内在する可能力を引き出し、
社会の逸材に育てあげ、人材教育事業という価値ある職業を通して、社会に貢献していく。
人材教育という仕事は未来永劫、決してなくなることはない。
この仕事に大きな使命を感じている。
人材教育事業を通して、この社会をより良い社会にしていくことが、私の事業の目的である。
社員と共に価値観を共有し、
一つ一つ課題を克服しながら夢の実現に向かって
確実に前進していくことが、今の私の生き方である。

中小企業経営者のための
高収益企業を実現する
2つのポイント

売上56億円、経常利益18億円、従業員200名の企業体を実現した経営手法を2つのポイントから解説します。

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