今日は福岡国際会議場で講演会が午後二回開催される。
私の本領発揮の領域であるセールスマンシップに関して、
お話をさせていただく予定である。
福岡は快晴だ。
世の中はお盆ということだが、東京のダイナミックコースも約100名の方が参加してくださっているし、福岡でも多くの方が参加してくださると聞いているが、学びの心を持っている人は、世の中に沢山いらっしゃるということだ。
本日の日本経済新聞のコラムに「情熱資本」(エモーショナルキャピタル)という概念について掲載されていたが、企業のみならず、
日本社会にとっても人々の「情熱」や「感情」も、大きな経営資源であると考えてよいだろう。
心構えを前向きにし、積極的に生きると同じ時間でも生産性に違いが生まれる。
目に見える経済的なものだけではなく、目に見えない精神的な価値を創造できる生き方を大切にしたい。
企業はバブルの後、リストラや様々な経営努力を通して資本効率を追求し、企業組織を筋肉質にしてきたが、働く人の満足度は低下傾向にある。
組織や組織を構成する一人一人の活力を鼓舞して価値を創造していくものが、
目に見えない組織や企業に対するロイヤリティーや、安心感や、帰属意識やチーム意識である。
それ以外にも、企業の将来性に対する確信や、自分の仕事に対する誇りもあるだろう。
そして、日々成長出来ているという実感も、大きなモチベーションである。
今月末、出版する私の著書のタイトルが先日最終決定した。
「戦略を超える理念経営」というタイトルにしたが、私の伝えたいメッセージは社員を大切にし、
共に働く人々の中に内在するモチベーションを最大に引き出す経営を目指すことが必要であるいうことである。
私の経営の特徴は「ココロ」重視、「目的」重視、皆で力を合わせて、誰も実現したことのない偉大なことを、
全員の力で実現しようという「志」重視である。
特に仲間の連帯感は非常に大切にしている。
働く人々が志を同じくし、共に世のため人の為に最善の努力の出来る企業体を創りたい。
「利益は目的でなく結果である」という目的を、経済至上主義におかない経営は、一見詭弁や弱さを感じる人がいるかもしれないが、私の事業領域である人材教育の分野においては100%その考え方が正しいと信じている。
医者が利益を考えて治療を始めたら良い結果は生まれない。
専門職は目の前のクライアントの問題解決に全てをかけることが信頼を生みだし紹介もいただける唯一の道である。
顧客に喜ばれる最善最良の商品を本気で開発し、あとは徹底的に普及すること以外に成功はない。
福岡に向かう飛行機の中でいろいろ考えることが出来た。
昨日は、日本プロスピーカー協会の西東京支部主催で、講演会が
開催され、谷中支部長をはじめとする、26名のスタッフの方々が
頑張ってくださり、180名の方が講演会に参加してくださった。
感謝の一言である。
さあ、これから福岡の方々にメッセージをさせていただくことに
しよう。
今日も最善の一日である。
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