部下を成長させる考え方

“あらゆる生き物は逆境の時に成長し順境の時に衰退する”
苦しいこと、悲しいこと、辛いことはその時にはいやなことですが、振り返ってみるとその時代が一番成長している時であると思います。
私の人生を振り返ってみると52年間人生で、子どもの頃の体験も含め、約20年間は逆境の時期だったと思います。
もちろん社会に出てからは、自分の不徳の致すところからその逆境状況に陥ったのだから自業自得ということですが、乗り越えて結果的に一回りも二回りも大きく成長しました。
では、今まで非常に良い環境で育った人や、順境の生活にある人はどうすればよいのでしょうか?
親はわが子に苦労はさせたくないものです。
当然良い環境で育てていこうと努力しますし、無駄な苦労はしない方が良いに決まっています。
大事なことは自分で逆境状況を作ることを選択することです。
すなわち高い目標を設定して、何が何でもそれを達成しようと最善を尽くす。
そうすると人は成長します。
「成功は成長の果実」と私は考えています。
マネジメントにおいても、人を育てるには健全な負荷をかける必要があります。
本人の願望を育てて明確な目標を持たせて何が何でも達成に導きましょう。
そこに成功者を育てるコツがあります。
体験以上の育成はできません。
自分が限界突破していない人は、部下に甘くなる傾向があります。
「マネジメントとは自分の部下の目標達成を通して組織目標を達成していくこと」と考えてよいでしょう。
組織を構成する一人一人の目標達成にこだわり、何でもしてあげる姿勢が組織の絆を形成していきます。
何が何でも部下やメンバーを成功に導く。
それが上に立つ者の使命だと考えています。

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