損得発想から得々発想へ

世の中の判断基準に「これをすることは、損か得か?」というものがある。
自分中心に考えると、得なことはしたいが損はしたくないということになる。
例えば、税金を納めることは損か得か?
子どもの教育費にお金をつぎ込むことは損か得か?
会社に勤めていて、同僚とそれほど変らない報酬でも、言われなくても進んで物事をこなし、人の分まで仕事をすることは損か得か?
朝早く出社して、身の回りを整理整頓して会社の仲間の分まで余分に整理する手助けをするのは損か得か?
地域社会の一員として、自治体等のいろいろな役割を引き受け、無償で奉仕することは損か得か?
結婚をして、配偶者の生活費まで稼ぐのは損か得か?
子どもを成人まで育て上げて、自立させ社会に送り出す行為は損か得か?
まだまだいくらでも例をあげられるが、マザー・テレサやシュバイツアー博士等、人の目には損でも神の目からみると喜ばれることを実行して偉人となった人もいる。
世の中をよりよくしていくという目的に向かって、人生を生きていこう。
私は、“愛とは一つの犠牲の形を取るもの”だと考えている。
親はわが子のために、多くの犠牲を払う。
子どもは親の犠牲の上に、世のため人の為に役立つ人間になり、後世に貢献していく。
「勝ち負け」ではなく、それが長い目で「勝ち勝ち」の双方勝利の状態を作り上げていく。
より良い社会を創るという目的に向かって、よい商品やサービスを、多大な代償の先払いをして創り上げ、社会の評価を問う。
必要とされるものには価値を認め、お金が集まり、更なる繁栄と再投資がそこから繰り返される。
目先の損得ではなく、世のため人の為に役立つ仕事を追求していこう。
そこに天からの大きな祝福が施されると信じている。
しかし、あくまでも利益優先ではなく、貢献優先が大切である。
商売は損得に考えがちだが、本当に儲けている人は、相手を儲けさせて、結果自分も繁栄しているものである。
成功の本質は損して得取れである。
種まき収穫の法則の中に真の成功を見出そう。

中小企業経営者のための
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2つのポイント

売上56億円、経常利益18億円、従業員200名の企業体を実現した経営手法を2つのポイントから解説します。

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