ふと人生を考えた

あるところに親の遺産を受け継ぎ、経済的に豊かな金持ちの独身女性がいた。
彼女は、豊かな教養と多彩な趣味を持ち、全世界を旅し、結婚をせず、子どももつくらず独身のまま年老いて亡くなった。

同じ時代、貧しく、不遇な境遇に育ち、親も知らず児童施設に育ち、十分な教育を受けることも出来なかった一人の女性がいた。
彼女は日雇いの仕事しかつくことの出来ない、無学歴で貧乏で障がいのある男性と結婚し、子どもを7人も産み、育てあげた。
貧乏な家庭だったので、食べ物も、自分は出来る限り食べずに辛抱し、子どもに分け与え、子ども達を立派に育て上げた。

どちらの人生が素晴らしい人生か?

多くの人は先の家柄が良く、教養に富み、豊かな品性と趣味を持ち世界を旅した親からの莫大な財産を受け継いだ独身女性に憧れる。
私は逆で、後の貧乏ながらに食うものも喰わず、7人の子どもを育て上げた女性を心から尊敬し、この人の人生は素晴らしいと思う。
よく、一時的に金儲けし、若くしてリタイアした人間がもて囃されるが、私にとっては、そういう人生にあまり魅力は感じない。
逆に、私は松下電器、今のPanasonicの創業者の松下幸之助氏や京セラの稲盛創業者など、
終生社会に貢献し納税し、貢献の人生を全うした経営者を心から尊敬する。
人は皆、自分の価値観に近いものに惹かれ憧れるものである。
最初の話に戻ると、最初の女性は自分のために生きた存在であり、世のため人のために生きてはいない。

後の貧乏ながらに7人の子どもを育て上げた女性は、育て上げた子の中から、もしかしたら世の中に役立つ社会貢献型人財が輩出されるかもしれない。

どちらが正しいということはない。
どちらが自分の価値観に合うかだけである。

ふと人生を考えた。

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