1000億円の授業

080130_01.jpg昨日弊社の社長会でナステックグループ
CEOの佐藤武オーナーが
講演をしてくださった。
佐藤オーナーは一代で
資産1000億円を築き上げられた方で
成功者の中の成功者である。
株式会社ナステックは
愛知県の名古屋市に本社を構え、
東京、大阪に支社を構える
080130_03.jpg高収益企業であるが、日本のみならず中国、北米、タイ、ベトナムにも現地法人を持ち、
そのすべての企業が高収益企業として
発展しておられる。
今日は、佐藤オーナーのお話しの中から
いくつかの成功の秘訣を
お伝えすることにする。
まず、経営の本質は
自分の経営目的を明確にし、その目的の達成に向けて全ての資源を集約し、高収益を生み出し利益を確保すること」に尽きるということだ。
とにかく目的を遂げることに対して全力で取り組むことである。
経営をする目的が不明確な経営者は経営者失格である。ということだ。
そしてどの分野であっても日本一を目指すことを強調されていた。
言い換えれば「ニッチ市場で日本一になれ」ということである。
いかに付加価値が高く、元がかからないものを売るかが重要だということである。
たとえば、高収益企業キーエンスは外部に作らせて、売ることをしっかり行っている。
自社では研究と技術の卓越した能力を持ち、外に作らせ、後は営業で差別化をはかり徹底的に売りまくること。
成功は原理原則の実行にある。
ものを売るのではない。コンサルティングノウハウやそのものを使って儲ける企業の売り上げの増大、業績に向上、生産性の向上の手段を売るということだ。
ものを売ると高いか安いかしかない。
この商品はお客さまの満足を創り出せるか?
常に考え価格での差ではなく、納期やその商品を活用して売り上げを伸ばす指導をしてきたとのこと。
これがセールスの極意である。
経営者は営業本部長を兼務しているという自覚が必要であるということだ。
そしてまず何事も率先垂範、実行してみせることが先ということだ。
そして先見の明が大切ということ。
先を見る目を養う。
新聞は毎日すべて見る。
情報を得なければ先を予測することは難しい。
常に先を見て意思決定をせよということだ。
そして、経営者は金融工学を学ぶ必要があるということだ。
日本の経営者に一番欠けているのが金融に関する正しい知識である。というメッセージをいただいた。
また、時間の使い方や意思決定の仕方をご教授いただいた。
何事も80対20のセオリーで行動せよということだ。
佐藤さんは全てのことにこのパレート原理といわれる80対20の法則をあてはめるという。
最後に印象に残った言葉だが「つらいこと、厳しいこと、いやなことを克服しなければ人間は成長しない」楽なことをしていて成長があるわけが無い。という言葉だ。
一番いやなことをやれば見違える人間になれる
名言である。
進歩と調和を大切にする。
その後に成功が訪れる。
進歩しないで調和を先にすると伸びない人間になる。
進歩してから調和そして成功という順番を忘れないこと。
成功とは目的を遂げることである。
そしてファミリーを大切にする。
夜はだらだらしていないように、家庭を持っている人は早く帰り一緒に食事を取るようにするとファミリーは幸せになるということである。
とにかく実践哲学だから凄い説得力である。
やっていることを話すことがまさに説得力の本質である。
今回、普段一切講演をされない佐藤オーナーにご無理申し上げご協力いただいたが、会員の方々は皆さん心から喜んでくださった。
佐藤オーナーに心から感謝申し上げたい。
1000億円の資産を実現した世界で最も付加価値の高い2時間の授業だった。

中小企業経営者のための
高収益企業を実現する
2つのポイント

売上56億円、経常利益18億円、従業員200名の企業体を実現した経営手法を2つのポイントから解説します。

TOP