「経営者にとって最も大切なことは何であろうか。」
私は、朝のセットアップの時間によく
自分にこの質問を問いかけることがある。
もちろん、ただ一つの正解があるようなものではないが、
私の中で、この問に対してひとつの答えが出た。
経営者にとって一番大切なものは、「誠実さ」である。
誠実で意志が強くなければ、お客様を守ることも、社員を守ることも
できなくなってしまう。組織の全ての責任を負っているからこそ、
弱い経営者では人を幸せにできないのである。
では、その「誠実さ」はどこからくるのであろうか。
それは、お客様、社員、社会の期待に応えていこうとする“経営目的”に対するこだわりであると私は考えている。
企業は事業目的、目標に向かって営んでいるものであるが、
この事業目的にどれだけ情熱をもち、経営者が
第一線でこだわり続けているかが、その企業の未来を
決めているといっても過言ではない。
一人で成し遂げられないことをするために、
組織が存在する。そして、そこで働いてくれている社員を
幸せにすることが、経営者の務めである。
今日も、全国各地で社員の皆が事業目的に向かって
力を尽くしてくれていることに心から感謝している。
私も、自分に与えられた経営者という役割を全うする。