12月18日、19日と、大磯プリンスホテルにて経営実践塾が開催された。
初の合宿形式ということで、私自身大変楽しみに参加させていただいた。
テーマは「戦う前に勝つシナリオを書く」ということで、お金の面も含む、
戦略全般についての講義と、実際に戦略の作成の時間を取った。
企業において必要な要素は「作る」「売る」「管理する」という大きく3つの要素に分けられる。
管理するという要素は、人、物、お金、情報といったさらに細かい要素に分かれる。
また、中小企業においては特に、経営者自身の時間とお金の使い方も重要である。
経営実践塾の中では、アチーブメントで私が実践している事例を交えて紹介をさせていただいたが、
何よりも大切なことは、経営者はしっかりと考える時間を持つということである。
経営者には、孤独な時間も必要である。
場所を変えたり、雲隠れしたりしても良いので、しっかりと集中できる時間を取らなければならない。
なぜなら経営者は社員とその家族のすべての人生を預かっているからだ。
もし倒産させでもしたら、社員や家族だけでなく、取引先なども含めて大きな迷惑をかけてしまう。
それだけの重圧を背負っているからには、短期も長期も見据えて意思決定しなければならない。
今回は、お金の分野については、専門家である税理士の奥村眞吾先生をお招きし、事業継承や相続を見据えた税制改革の講演をいただいた。
奥村先生は十数社を上場し、様々な経営者や富裕層を指導してきた本当のプロフェッショナルである。
アチーブメントも先日税務調査があり、品川税務署の管轄内では年間に1~2社しかないという、
「指導なし」という表彰をいただいたのだが、これも奥村先生のご指導あってのものである。
お金の話となると、堅苦しくなりがちであるが、奥村先生は大変興味深くお話くださり、私としても楽しくためになるお話を聞かせていただいた。
受講生の中では、希望者には個別にご相談の時間もお取りいただいたので、有意義な時間になったのではないかと思う。
初日は、プログラムが終わった後も、共にクオリティカンパニーを目指し、
理念経営を追求する仲間同士として、一緒に語り合い、大変上質な時間を過ごすことができた。
これから、2期、3期と受講生が増え、仲間が増えていくことが大変楽しみである。
来年1月29日には、1期生、2期生合同の新年(信念)会も開催される。
今後もこうした期を越えた交流を持つ企画を進めていくので、楽しみにしていただきたい。
2日目は、作成していただいた戦略を発表していただき、仲間同士フィードバックしたり、
アイデアを出し合いながらブラッシュアップの時間を取った。
これも経営者同士だからこその視点から話が深まったのではないかと思う。
私は『頂点への道』講座スタンダードコースが始まるため、すぐに福岡に移動しなければならず、後ろ髪を引かれる思いであったが、
同じ志を持つ仲間として、これからも共に学びを深めていきたいと感じた合宿であった。