私を動かす最大の力

今、新幹線の中でこのブログを書いている。
朝も書いたが、大阪の講演が終わり東京に向かっている。

大阪の講演会には200名を超える人が
集まってくれた。
嬉しいことだ。
講演会に来てくださった方々に心から
感謝申し上げる。
東京の講演会に間に合うために最後名刺
交換できなかったことをお許し願いたい。
話しは変わるが、昨日の夜、携帯に息子の声が入っていた。
留守録に「早く帰ってきてね」と。
今日は夜、佐藤さんの出版記念でご挨拶をしたら即、帰る。
もうすぐ8歳になる息子が私を必要としてくれているからだ。
子どもの頃から私が一番欲しかったものは無条件の愛だ。
人は愛を求めて生きている。
必要とされることの喜びは何事にも代えがたいものだ。
お金でも買えない一番大切なものは愛ある人間関係だろう。
親子関係は生涯で一番長く続く人間関係といって良いだろう。
この関係が深い愛に満たされたものになることを心から求める。
夫婦、親子の愛が根本にあって、親友、同志、仲間、友人、知人に広がっていく。
誰かが私を愛してくれている。
私もその人を愛し、思っているといった親密な関係。
誰かが私を必要としてくれている。
私もその人を必要としているといった親密な関係。
この関わり合いの内実こそ、人間が真に求めているものだろう。
私たちの心は複雑だ。
愛していても、つい外的コントロールを使い、自分の思いどうりに人をコントロールしようと
してしまう。
子どもが宿題をやらない時は、つい優先順位の高いことに焦点を合わせて先にやらせようと
外的コントロールを使いがちになってしまう。
愛しているゆえに忍耐するが、限界に近づくと切れそうになる。
「遊んでから宿題をやるのと宿題をやってから遊ぶのとはどちらが気持ちいい?」
と聞くと“遊んでから宿題をやる”という。
大人が考える答えと、7歳の子どもが考える答えは違う。
よく考えてみると自分もそうだった。
苦痛と快感のどちらを選択するのかは明解だ。
どうしても快感のほうを選択してしまう。
子どもは正直だ。
よく話し合い、交渉し、民主的に子どもの考えを尊重しながら、自ら宿題を選択できる力を
息子の中に育てていきたい。
私は会社をいくつか経営しているが、子育てと比べれば経営はまだ簡単だ。
社員は言うことを聞いてくれる。
指示命令で動いてくれる。
子どもはそうはいかない。
外的コントロールを自分の人生から排除したいと今日も奮闘する。
これが正直な気持ちだ。
頭で考える選択理論と体で生きる選択理論は違う。
以前とはかなり変わった自分だが、筋金入りの外的コントロールマスターは変わるのにも
時間が掛かる。
気質は中々変わらないが考え方と行為はコントロールできる。
子どもの未来の為に、自分の思考と行為をコントロールし、最高の親子関係を形成して
いきたいものだ。
未熟な自分に反省し、選択理論を実践していこう。
この忍耐ある取り組みが子どもの健全な人格形成に役立つことを信じて。

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