アチーブメントでは17年前から新卒採用に取り組んでおり、
来春は28名の新卒が入社してくる。
また、今年の3月からは2024年入社の学生の採用活動をスタートしており、
今週の月曜日に新たに5名の内定出しを行った。
私は、面接の中で学生にさまざまな観点から質問をするが、
そのなかでも最も大切にしていることが
「アチーブメントの理念にどれほど共感しているか」である。
アチーブメントの理念は「上質の追求」である。
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わが社は選択理論を基にした、高品質の人財教育を通して、
顧客の成果の創造に貢献し、全社員の物心両面の幸福の追求と、
社会の平和と繁栄に寄与することを目的とします。
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どれほど高い能力をもっていたとしても、
この理念に共感していない人間を私は採用してこなかった。
目標達成に対する強いこだわりがあっても、自己中心的な考えをもつ人間もいる。
当然、自分の為に頑張れない人間は、人の為にも頑張れないので大切なことではあるが、
「個人ではできないことをするために組織がある」ことを忘れてはならない。
組織の理念に強く共感し、「組織の発展をとおして自己実現する」という考え方をもつ人間こそが最も採用したい人財だ。
アチーブメントグループは売上50億円を突破する組織体となった。
私はあと3年で経営の第一線を引退するが、その後もアチーブメントの理念を継承した社員が会社を発展させ続けるだろう。
2006年に新卒入社した橋本は入社から16年、2007年に新卒入社した髙橋は入社から15年が経ち、取締役に就任した。
経営において、採用活動は生命線だ。
私の経営者人生を振り返り、17年前に新卒採用に踏み切ったあの判断が、間違いなく今の会社をつくりだせている理由だということだ。