先日、クオリティカンパニーサミット2022を初開催した。
180日間で経営者力を高める「経営実践塾」を受講した方だけが入会できる、
クオリティカンパニー倶楽部の方々限定のイベントである。
初年度の今年は全国各地から200名の経営者・幹部が集う会となった。
これからは毎年1回の恒例イベントとして、
高業績と良好な人間関係を両立する企業体を目指す志の高い企業が集う場となるだろう。
今回は、分科会として、学びを実践し卓越した成果を出している企業6社に、
どのように企業理念を浸透させていったのかを分かち合っていただいた。
実績は実在なり。
各業界で実績を出している企業の話は多くのヒントを参加者に提供してくださった。
登壇してくださった6社の経営者と幹部の皆さん、ありがとうございました。
<分科会登壇企業>
株式会社Aphros Queen
株式会社リオス
医療法人スマイルクリエイト八戸総合歯科・矯正歯科
セイズ株式会社
株式会社KyoMi
株式会社フロンティアホールディングス
私は今回のイベントをとおしてつくづく感じたことがある。
それは、経営は政治ではない。
経営者と幹部がそれぞれの役割を認識することが大切であるということだ。
経営者の役割は経営の目的を明確にもち、
経営における決断をすること。決断の一つ一つが10年、20年後の会社をつくっている。
そして、幹部の役割は経営者の決断を正解にすることだ。
幹部が通訳者となり現場の末端まで浸透させていく。
幹部が経営者とは違うことを言っている、やっている組織は発展するはずがない。
やはり、成果を出している会社の経営者は明確な経営目的をもち、
いい会社をつくると決めている。
理想の会社を実現することに近道はない。
社員からの反発を受けることもあるだろう。
しかし、経営者自らがもっとも学び、成長をしている姿を見て、幹部が巻き込まれていく。
「この人の決断を正解にしよう。そのために幹部の私が成長しよう」となっていく。
さらに、そんな幹部の姿を見て、社員が巻き込まれる。
企業理念の実現はトップの自己変革から始まるのだ。
組織は個人の集合体である。つまり個々人の成長が企業の成長に繋がっていく。
これからも高業績と良好な人間関係が両立したクオリティカンパニーを輩出するために
経営者の自己変革から始まる企業教育に取り組んでいく。