昨日から、約140名の経営者を迎えて、
『頂点への道』講座 アチーブメントテクノロジーコース特別講座を
オンラインで開催している。
終始伝えているのは、人を活かし、人を大切にし、
そして高業績を実現していく企業経営の指針だ。
新型コロナウイルスの蔓延から2年以上がたち、
どの業界でも大きな変化があった。
打撃を受け、売上が落ち、事業の撤退を余儀なくされてきた企業もあれば、
過去最高の収益を上げ発展してきた企業も存在する。
そういった企業は斬新なアイディアから新規事業を立ち上げたり、
事業を転換させたりし、逆境を力に変えてこられている。
では、それができる会社とそうではない会社は、一体何が違うのか。
長年経営やマネジメントを研究し、
数多くの人材の育成や組織変革に携わってきたが、
私なりのこの問いへの回答は、「人材の質」だ。
確かに中小企業というのは、トップの圧倒的なリーダーシップと
カリスマ性で牽引されていく部分が大きい。
しかし、結局は一人でできることには限界がある。
特に今回のような、社会の常識が一変する変化が起こったときには、
組織全体の方向転換が求められる。
これを実現していくためには、個の力では限界がある。
個人は、強みと弱みがある。
組織の存在意義とは、個人が持つ強みを最大限発揮させ、
相乗効果を生み出すためのものだ。
そして弱みはカバーし合うことによって無意味なものとすること。
だからこそ、個人では10の力しか持っていなかったとしても、
組織になれば100にも1000にも力を伸ばしていくことができる。
そして、これは全員が同じ方向に向かい、
競争ではなく共創の文化が浸透し、
深い信頼関係でつながっている前提が必要だ。