毎年年末になるとSASUKEという巨大アスレチックに挑戦する
テレビ番組が放送されます。
多くのスポーツ選手やメダリストも挑戦していますが、
完全制覇を果たしたのは、39回中6回で4名の挑戦者たちだけです
(うち2名の方は2回完全制覇を果たしているそうです)。
その挑戦者たちを見ていて思うことは、
たったの数回で達成する人もいれば、
何度挑戦しても、完全制覇できない人もいます。
そもそもあの巨大な障害物を見て、はじめから「これは無理だ」と諦め、
まったくチャレンジしない人もいます。
それは人それぞれです。
完全制覇することは素晴らしいことですが、
私は完全制覇を目指すプロセスに価値があると思っています。
私は「いじめ差別のない豊かで明るい社会の実現」という
前人未到のビジョンに34年間挑戦し続けていますが、
いまだ完全制覇には至っていません。
しかしこの挑戦を続けるなかで、
多くの人の人生の質の向上に貢献してきたと思っています。
これは目指さなければ得られない価値です。
私の命が尽きるまでに、
いじめ差別虐待がない世界は見られないかもしれません。
しかし私の命が尽きても事業承継者にその意思を受け継ぎ、
またその人が次の代へ事業承継をし、
いじめ差別虐待のない豊かで明るい社会を作る…。
天然痘の撲滅に200年以上かかったように、
皆さんが生きている間にもこの社会から
いじめ差別虐待のなくなった世界を見られないかもしれません。
しかし、これを目指すことに価値があり、
いじめ差別虐待のない明るい社会を実現することが私の信念です。
必ずしも最短距離がよいわけではありませんが、
私はこれからも使命に生き完全制覇するまで諦めないという人生を
歩んでいきます。
ともに頑張りましょう。