「志」というのは、世のため人のために尽くそうという
エネルギーをもった心のことをいう。
これは人が生まれながらに持っているものではない。
出会う人や書籍、自分の体験など置かれた環境のなかで
出会うすべてのものが志の形成に大きく影響する。
多くの人は一生のなかで長い時間を会社で過ごす。
社員にとって志を育む場は会社であり、
企業風土や文化が社員の志に大きな影響を与える。
志を育む組織とは、自己肯定感が高まる場である。
人は自分の価値に気づくことで
「世のため人のために」と自分を用いようとする。
そのきっかけは他者との関係性の中にある。
上司や後輩、同僚、お客様の求めるものを知り、その手助けし、
人の役に立ち、人に必要とされ、人を喜ばせている状態をつくり出すことで
自己肯定感を高めることができる。
相手を罰したり脅したりするようなかかわりではなく
尊敬と信頼から生まれるコミュニケーションを大切にすることだ。
そして、社員は何を見て育つかというと経営者の背中だ。
仕組みを作るだけでは、社員の志は育たない。
「不満足な人間関係が起因するあらゆる不幸をこの世からなくす」ことに
アチーブメントで最も命を燃やしているのが私である。
トップ自らのあり方で語り、背中で見せ、対話を重ねることで
社員の「燃えるような願望」に火を灯すことができるのだ。
志はどこか遠い場所にあるものではない。
目の前のことに一身に取り組むなかで、
社員が身近にある志に気づく機会を作ること。
これが経営者の役割だ。
今日も私は不満足な人間関係に起因する
あらゆる不幸をこの世からなくすために
アチーブメントテクノロジーと選択理論の普及に命を注ぐ。