先日の全社会議では、社員に「想像力をつけること」をメッセージした。
現在アチーブメントは人事制度改革の取り組みを
全社で進めている。
中心テーマは、いかに業務時間を圧縮しながら、
同じクォリティの仕事をするかということである。
そのために大事なことは「段取り」だ。
段取り八分とはよく言われることだが、成果を出せる人や社内で信頼の置かれる人は
事前対応がきちんとできる人間である。
直前にバタバタと焦っている人は、忙しく働いているようで
実際のパフォーマンスは高くない。
IBMの文化には「THINK」というものがある。
第1回日本でいちばん大切にしたい会社大賞の中小企業長官賞を受賞した
未来工業も企業理念に「常に考える」を掲げている。
どうしたらもっとうまくいくか。
どうしたら失敗の確率を減らせるか。
これを予め考えられる力が「想像力」である。
もちろん、現場では想像の範疇を超えた想定外のことも起こるものである。
しかし、事前の準備がしっかりしていれば、対応しきれないことはほとんどない。
事前準備をした上での失敗は次回に生かせる良い失敗である。
逆に、事前準備なく失敗したものは、あまりその人の力にはならない。
弊社の社員にも「考える」癖をつけて欲しいと思っている。
答えは頭の中にある。
「何をしたら良いのかわからない」状態が一番もったいない。
何が正しい選択かを考え、「何をしたらうまくいくのか」を明確にしておけば、
必ず良い結果が出る。
自分なりに頭を使い、下準備をしたならば、
あとは段取り良く仕事を進めるためのポイントはシンプルに、ただ1つである。
「成果に対して機敏に行動が取れること」
何をすれば良いのかわかっているならば、
「後でいいや」ではなく「今やっておこう」で行動する。
何をすれば良いのかわからないとしたら、誰かに聞いたり、相談したり、
問題解決のために行動を起こせば良いのである。
時間は人間の最も貴重な資源である。
それをいかに密度濃く使えるか、
弊社でも全社一丸となってチャレンジしているところである。
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